2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

2020年1月 6日 (月)

寺か神社か

愛知県内の初詣といえば、熱田神宮に次いで2位の参拝客数を誇っているのが豊川稲荷。

これが京都の伏見稲荷大社、茨城県笠間市の笠間稲荷神社と並んで日本三大稲荷の一つと言われている。(この三大稲荷というのは諸説あるそうだ)
そんなメジャーな豊川稲荷だが、神社ではなくお寺であることは意外に知られていない。

ここには伏見稲荷で象徴されるような赤い鳥居のトンネルはないが、代わりに拝殿右側から奥の院・裏門にかけて、千本幟が奉納されている。

豊川稲荷の正式名は「円福山妙厳寺(みょうごんじ)」という曹洞宗の禅寺である。
本尊は、曹洞宗の禅師・東海義易が宗より伝来したという千手観音。

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豊川稲荷の「稲荷」というからには狐を祀った神社と思われがちだが、境内の鎮守として祀られているのは吒枳尼天(だきにてん)である。

この吒枳尼天は、東海義易の師の寒厳義尹が入宋した折に加護を受けたキツネにまたがった女神使のことで、寒巌自作の「豊川吒枳真天(とよかわだきにしんてん)」を山門の鎮守として祀ったと言われている。

白い狐にまたがった稲穂をかついだ吒枳真天像が「豊川稲荷」の通称で、江戸時代以降から寺全体が「豊川稲荷」として著名となった。

そもそも神社と寺の違いは、神道と仏教の違いである。
神道は古代から自然発生したもの。
仏教はお釈迦様が起こした宗教で、神佛習合という形態をとりながら民衆の中に溶け込んでいった。

明治時代になって、神仏分離令に基づき、妙厳寺にも神仏区別の厳しい取り調べが及ぶが、神道の神社系キツネを掲げているのではなく、仏教の吒枳尼天がまたがるキツネのことであると主張して難を逃れたという経緯がある。

仏法守護の善神である咤枳尼真天が、豊川稲荷という名前で本来の妙厳寺より有名になったのは、江戸時代からの商売繁盛、家内安全、福徳開運の神として、広く庶民の間に広まったことによるもののようだ。

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