ぶらり京都(2020年10月12日~10月13日)

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2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2020年9月23日 (水)

『一枚の絵』

『生活の設計』第32回新潮新人賞、『縮んだ愛』第24回野間文芸新人賞、『おれのおばさん』坪田譲治文学賞などの受賞歴のある佐川光晴さんの単行本未収録作品の中に『一枚の絵』というのがある。

『一枚の絵』はかなり古い作品だが、『文學界』2007年5月号に掲載された作品だ。
太宰治の『ア、秋』」じゃないが、私もネタ帳というのを昔から作っているので、ブログネタに困ったとき、ネタ帳からヒントを得ている。
ということで『一枚の絵』の感想を。

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家族の病気の問題が出てくる。
さえない中年画家である男が、建築家である元彼女と10年ぶりに再会。元の関係へと再燃していくものの、男も女も結婚にまで踏み切れない。
彼女の方は、病気勝ちな家族を支え一家の柱となているし、そうした彼女への気遣いから男もまた決断できないまま、静かに淡々と日々が過ぎていく。
ヌードを描くアルバイトを引き受けた男は、一時的にその仕事に熱中するがそれもつかの間。そうこうしているうちに彼女の乳癌を知り、手術前に彼女のヌードを描いておこう、と決意するところで終わっている。

家族の問題が結婚を躊躇させる、というのも現実の世界のどこにもありそうな風景だし、男と女の意識の持ちようも淡々としていて、ちょっと退屈な気もした。
まあ、昔のようなエネルギーを張り詰める恋愛小説は古いのかもしれないが、それを越えた上での異性間意識のようなものがあったらいいのに・・・と私の読後感である。

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