2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年8月14日 (金)

富士川のほとり

猿を聞く人捨子に秋の風いかに  芭蕉(『野ざらし紀行』)

『野ざらし紀行』の途中、富士川のほとりを行ったとき、3つくらいの捨て子が泣いているのを聞いた芭蕉が、詠んだ句。
猿を聞く人とは、揚子江上流の巴峡両岸に鳴く猿の声で、それに旅愁の涙を流してきた杜甫ら中国人の私人を指す。
     (芭蕉ハンドブック/三省堂 参考)

巴峡を富士に置きかえ、猿の声と比べて、捨子の哀れな泣き声の周りを吹く秋風と、どちらが一体悲しいのかと問う。
このとき芭蕉は、袂から食べ物を取り出して与え、そのまま通り過ぎてしまうが、これが非難の的ともなったらしい。

『野ざらし紀行』は、芭蕉の紀行文の第1作目で、貞享元年(1684)8月に江戸を立ち、伊勢、伊賀、吉野、大垣、尾張、奈良京都などを回り、翌年四月甲斐を経て江戸へ戻るまでの旅を発句を中心に綴った紀行文で「甲子(かっし)吟行」とも呼ばれる。

Fuji
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Sayounara 

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コメント

「巴峡」は、仰るように「はきょう」と読みます。
「巴峡」については諸説あるようですが、四川東部の揚子江の急流地帯に「巫峡(ふきょう)・瞿塘峡(くとうきょう)・巴峡」があり、「巴峡」は、この三峡の一つとも言われています。
もう一つの説として、三峡を上流から「瞿塘峡・巫峡・、西陵峡(せいりょうきょう)とし、三峡をひっくるめて「巴峡」とする説。
‎いずれにしても三峡は急流で舟足が速いので、その両岸で鳴く猿の声を、日本三急流の一つ富士川に置き換えて、いたわし気に泣く捨て子を詠っているのではないでしょうか・・・?

はきょう?と読みましたが、間違いでしたらご免なさい地名ですね。過日の逆転の発想を思います。地名を置き換えるだけ受け止め方は違いますね。このように思考に弾力があれば私の俳句も低迷から脱却できるかと思いました。

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