2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年8月 7日 (金)

セミの鳴き声

夏の日の昼下がり、午後4時。

新聞配達のバイクが、ポストに夕刊を乱暴に投げ入れていく。
待ちかまえたように、私は新聞を取りだしに出る。

庭の銀杏の木では、アブラゼミが今が最盛期と言わんばかりに「ジー、ジリジリジリ」と大合唱をしている。
私がポストから新聞を取り出すと、決まって鳴きやんでしまうから、不思議この上もない。

庭の銀杏の木は、樹齢100年位。
数年前までは、ギンナンがそれはそれは見事に生ったものだ。

落ちたギンナンを処理するのが大変なうえに、熟したギンナンが歩道に落ちると、歩道を通る自転車に踏みつぶされ異臭を放ち、そのあと片付けが大変である。

落ち葉にも手を焼いていたので、短く切ってもらった。
その後はギンナンも生らないし、落ち葉も少ない。

今年セミの鳴き声を最初に聞いたのは、梅雨に入る前だった。
朝から蒸した日のコーヒータイムに「チィチィ」 と、かすかにニイニイゼミの産声を 聞いた。

それから数日して、梅雨が明けた次の日の早朝4時半には、ニイニイゼミの合唱が始まったのを聞いた記憶がある。

「チーチーチーチ……」と、さしずめこれは、真夏の日の序曲だったのだろうか……5分くらいで終わった。

次の日からは、線の細い艶のある合唱が次第に長くなり「チーチーチーチ……」のあとに「ジージー」という低音までもだすようになった。

「チーチーチーチ……」「ジージー」が交互に繰り返され、見事な演奏会を続けていた。

8月に入ってからは、ニイニイゼミの合唱も、アブラゼミのちょっと震え気味の大声に圧倒されてしまった。とりわけ、午後3時過ぎからの銀杏の木は、アブラゼミだけのオンステージ。

彼らの賑やかな合唱が終わり、日が西の空に沈み涼しくなると、今度はヒグラシが、胸にじんとくるようなセデナーデを奏でる。

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