2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2020年6月17日 (水)

紫陽花

我が家の庭は、紫陽花が満開だ。
土の特性で花の色が七度も変わり、盛りの長い 紫陽花だから、色の変化を毎日楽しんでいる。

江戸前期の俳人天野桃隣は1691年に芭蕉に同伴して、江戸に移住し、俳諧師として身を立てた。
1694年の芭蕉の死後、三回忌に“おくのほそ道”の跡をたどり《陸奥鵆(むつちどり)》をまとめ上げている。

その中に芭蕉の紫陽花の句がある。

紫陽花や帷子時の薄浅黄  芭蕉
(陸奥鵆)
(あじさいや かたびらどきの うすあさぎ)
貞亨元年(41歳頃)以後の作だが作句時期不明。

アジサイの花が咲いて、帷子を着る季節がやってきた。アジサイの色はその薄浅葱の帷子色をしている。浅葱色とはネギの葉の色に近いところからこう呼ぶ。アジサイについては、「紫陽花や薮を小庭の別座舗」などがある。芭蕉発句全集参照

紫陽花の微妙に変化する色合いが、薄浅黄の帷子の色とちょうどマッチしていて、軽やかなその色合いが、帷子の着心地の良さを醸し出している。
帷子:生絹(すずし=生糸の織物で、練っていないもの)や麻布で仕立てた単衣もの。
薄浅黄:薄い葱の葉の色の意で、薄い青色、水色で上品な色合いとされている。

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