2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年6月10日 (水)

ショートショート

暗闇の中、薄目を開けてあたりを見渡した。

誰もいない。

机上のコンピューターが繋がったままになっていて、規則正しい機械音を響かせている。

ディスプレイ上には、オンラインマガジンの1ページが開かれていた。

そこには「究極の殺る方法」が記されている。

瞬間、オンラインの友人から「今から決行?大丈夫なの・・・」というメッセメッセージが入った。

私は、ふうっと吐息をついき、「OK」と、ゆっくり打ち返した。

「今夜こそ、絶対に殺るさ。これほど私を悩ませるヤツの顔など、もうこんりんざい見たくもない。きっと、きっと殺ってやる。」

私は自分の声の大きさの中に、現実のものとしての殺気を感じた。

手元の電気スタンドのスイッチを入れ、誰もいないのにほっとして、目の前のシェードに目をやり思わずぎょっとした。

シェードと電球の隙間から、赤みを帯びまるまる太った生き物が、じっと私を見つめていた。

Nagamihinagesi

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五・七・五のリズムに乗って今日の一句。

まだ書けるまだまだ書けとブログ記事

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コメント

>はづきさん

おはようございます。

ショートショートの続きを。
「赤みを帯びまるまる太った生き物は危険を察知して逃げる。私の体臭を覚えたヤツは、来る日も来る日もやって来るが、私の叩き損ないの連続で、ついには私の腕に止まるようになった。
私の血をたっぷりと体に詰め込んだヤツは、重い体で懸命に翅をうごかしながら、フラリフラリと空中へ飛び立った。
それからというもの、ヤツはやって来なくなった。
以後の私はといえば、毎晩、金鳥の煙の中で過ごしている。」

すこしばかりの棘は必要かも、です。

ミスでリアスの物語に結末が見られるのでしようか?↓「美人には棘がある」と言われますが、花も人も...天性の丸腰、些かの「棘」など持ちたいものです。

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