2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年4月

2020年4月30日 (木)

全人(またうど)の犬とさかりのついた猫

またうどな犬ふみつけて猫の恋  芭蕉(茶の草子)

(読み方)まとうどな いぬふみつけて ねこのこい

(解説) 貞亨元年(41歳頃)頃から死の元禄7年(51歳)までの間。
 なお、この時期の制作年次不明のものとして、58句がある。

(意訳) 「またうど」は「全人」と書き、まじめ、律儀などから少々転じてくそまじめの雰囲気をもつ。
ここでは犬が間抜けた律儀さで門の護衛に当っているのに、恋に狂った猫ときたらこの犬を踏みつけて外に出て行った。
恋愛至上主義の猫と忠義至上主義の融通のきかない動物が引き起こす滑稽を句に捕らえた。
                       (芭蕉俳句全集より) 

発情期の猫は、ふだん怖れを抱くはずの犬さえ、いっこうに怖がらない。

恋の季節の猫の姿と、真面目な犬の姿が対比されたところに可笑しさを感じる。

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2020年4月29日 (水)

みんな思うことは同じのようで

シャープの個人向けマスクの1回目の抽選応募が4月27日に行われた。
これでもまた、抽選に応募する人が殺到してサーバーエラー。

私も何度も試したが、「ただいまアクセスが集中しています」とか「502 Bad Gateway」のメッセージが表示されるばかり・・・

470万6385人から応募があったとのことで、販売するマスクの数量を3万箱から4万箱に急きょ増産するらしい。

当選倍率は約118倍、なんとも恐ろしい倍率だ。
これでは、サーバーエラーも納得できる。

こんな時に、比較的楽に繋がる技があるようだ。
ググってみると、かなりヒットする。

さて今日はエアコンの取り換え工事が入るので、それが終わってから模様替え。

寝室とパソコンの部屋を別々にする。

Walk2

 

2020年4月28日 (火)

亀が 姿を現わすようになった

私の住む地区に、猿渡川水系のひとつ「下り松川(サガリマツガワ)」が流れている。

その川に沿って犬と早朝散歩するのが日課である。

Walk

犬も私と連れ立って散歩するのが好きらしく、その行き帰りの道すがらにも鼻をクンクンさせて嬉々としている。

春になって気温が上がってきたので、下り松川にも亀が 姿を現わすようになった。

亀は、寒いと代謝が下がり、冬の間は水底の岩の間や落ち葉の堆積の下、浸食されてできた横穴などに隠れて冬ごもり状態に入るようだ。

「鶴は千年、亀は万年」と言うけど、万年も生きることはない。

クサガメの寿命は60年以上ということだ。

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2020年4月27日 (月)

清らかさを認めつつも、何か馴染めない白かな

独り尼藁屋すげなし白躑躅  芭 蕉(真蹟草稿)

(読み方)ひとりあま わらやすげなし しろつつじ

(解説)元禄3年。上方のどこかであろうが作句事情は不明。

(意訳)独り暮らしのわらぶき屋根の尼寺には純白のツツジが咲いている。

 清楚だが人を寄せ付けないさみしい風情が漂っている。 

 それにしても、この尼にはどんな過去があったのだろう。

 作者の対象に対する逡巡がそのまま句に表れてピタッと決まらない一句。
                  
                       (芭蕉俳句全集より) 


芭蕉は、一人暮らしの尼さんが気になる存在だったのだろう。

ちょっと立ち入って相手にしてもらいたかったかも知れない。

だが、白い清らかな躑躅と一緒で、その清らかさゆえに、とりつきようのない感じがするわけだ。

ただ、なんとも白躑躅の植え込みが印象的だ。


我が家の庭にも、躑躅が今を盛りに咲いている。

あいにく白ではないけど・・・

Tutuji

2020年4月26日 (日)

フリートークをどうぞ

外出自粛がいつまで続くのか、はっきりした目途が立たない。

毎日通っていたスポーツクラブも休館中とあり、芝生の草取りでもすればよいが、日焼けも怖いし部屋の中に籠っていることが多い。

このままダラダラと引篭り生活が続くのかと思うと、気持ちが萎えてくる。

引き籠りをやっていると、自然パソコンの前に座る時間が多い。

Dog

昔、まだグーグルもアマゾンも存在していなかったし、ブログもSNSもなかった時代、Microsoft FrontPage2000を使ってホームページを作成していた。

記事を書くのには苦労するが、記事さえ書けば更新作業は同じことの繰り返し。

一つのことを覚えると、すぐに厭きの来る性格なのでいろいろ手を出して、チャットや掲示板といったコミュケーションツールを、フリーのCGIプログラムをDLして作っていた。

昔の勘を取り戻すために、 『CGI/Perlプログラム配布サイト「KentWeb」さん』を覗いてみた。

昔の勘はなかなか戻らない、と言うか考える根気が衰えてきている。

ああ~情けないかな・・・

結局、『teacup』の無料レンタル掲示板を利用して掲示板を設置してみた。

facebookやTwitterとは違ったフリートークを楽しんでください。

『日々散語「写録掲示板」』

 

 

2020年4月25日 (土)

Rinascero

イタリアでは、新型コロナウイルスの感染による死者がヨーロッパで最も多い。

21日現在で死者数合計が263人の日本とは比べ物にならないほどイタリアの死者数は多い。
イタリアは全土封鎖を行っており、5月3日まで全国ロックダウンが続く見込みという。


そのイタリアが大好きな友人からメールが来た。

少々回りくどい話だが、彼女のイタリアの友人からのメッセージが添付してあり、Youtubeを聞いて医療従事者を支援しようというもの。

僕の大好きなイタリア

Milano近郊で、昨日だけで800人が亡くなったというBergamo という世界遺産の街で、医療従事者を支援しようと現地の作曲家が『Rinascero』(復活=私は蘇る)という曲を作り、著作権をBergamoの市民病院に寄付しました。

Youtube等通じた再生のたびに、広告、著作権など、すべての収入がBergamoの医療崩壊を救うための寄付金となります。

一人でも多く、一回でも多くYoutubeで再生して広げていただくことが、現地支援になりますので、下記の情報を転送いただくだけでも、支援が広がります。

イタリアの医療支援になります。

宜しければ、お友達に伝えて頂けたらと。。。。

http://www.youtube.com/watch?v=D5DhJS5hGWc

ルンルン聴いてみて下さい。

ベルガモは古き良き佇まい、今は信じられない惨状とか・・・。

日本も、今厳しい状態が続いている。

グローバルな時代、世界のどこかに新型コロナウイルス感染者がでたら、厳格な規制で封じ込めない限り、多くの人々が犠牲になり、病院への負荷が高まる一方だ。

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2020年4月24日 (金)

情報から

岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎のため昨日(23日)の早朝に亡くなった。

最近、岡江さんのケースのように自宅で待機中に急変して死亡したという悲惨なケースが目につく。

いずれも、迅速なPCR検査と適切な処置で救えた命ではないか・・・。

それを思うと、「ただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて他は何も考えられない状態です。」という大和田獏さんのコメントが痛いほど分かる。

コロナ以外の患者6%が陽性

慶応大病院が4月中旬、新型コロナウイルス以外で入院予定の患者にPCR検査をしたところ、約6%が陽性となったことが分かった。

これらはの人は、院外や市中で感染したと考えられるとし、地域で感染が広がっている可能性を指摘している。
日本経済新聞より

国は正しい感染者数を出さないが、今や感染経路が不明な人の方が圧倒的に多いということだ。

未配布分のマスクをすべて回収

政府が配布している布マスクに不良品が混入していた問題で、マスク生産を受注していた伊藤忠商事と興和は24日までに、未配布分を全量回収することを決めた。
日本経済新聞より

国民はみんな手作りマスク等で、間に合わせている。

ここはもう思い切って、配給中止にすればよいのに・・・?

 

Shikuramen


コロナ対策の最大の誤りは検査を抑制、妨害してきたことだと思う。

それもこれもオリンピック第一優先で、コロナが日本上陸しても見て見ぬふりをしていた政府と東京都に責任がある。

3月24日に五輪延期が発表になった途端、コロナの怖さや危機感をあおるようになった。

オリンピック最優先のために後手後手になったコロナ対応だ。

未だにPCR検査が増えない・・・。

検査が増えなければ感染者の増加を見逃すことになり、慶応大病院の指摘のように支柱蔓延する。

2020年4月23日 (木)

土を盛り上げたような塊

早朝の庭の芝生に土を盛り上げたような塊がある。

気になりながらも詳しくは観察していないが、土の塊からミミズが這い上がってくることがある。

どうやらこれはミミズの糞塚らしい。

Mimizu

元々「ミミズは天然の土壌改良剤といわれ、農業上重要な生物で植物の害にはならない」と言われているが、
ネットで検索したら、芝生に限ってミミズは害になるらしい。

ミミズの糞で盛り上がったところは土壌のPHバランスが崩れ、芝生が赤茶けるという。

薬剤などでミミズ退治をした方が良いということだ。

2020年4月22日 (水)

目からウロコのお金の話

いま220兆円を配らなければいけない理由:大西つねきからの緊急告知

動画です。

コロナ騒動で、世界中が経済的に命を落としかねない状況になっている。

それがなぜなのか、この国が間違い続けている国家経営の本質を探り、それを最小限にとどめるための「れいわ新選組」大西つねきさんからの渾身の動画メッセージである。

今の政治家や官僚とは視点が違う、素晴らしい内容で目からウロコのお金の話。

約2時間20分の長い動画だが、数回に分けてでも是非見て欲しい。

そして、身近な人に拡散して欲しい動画だ。

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「国の借金が~」「日本人一人当たり900万円」と騙して、国民に苦しい事を強いる政府。
実はこれ、政府やマスコミの垂れ流す嘘で、国の借金ではなく政府の借金ということだ。

国というのは政府と民間でできているわけで、政府に貸しているのは同じ国の民間だから、国内で見ればプラスマイナスゼロで、実際は「世界一の対外純資産国」というのが日本。

マスコミ操作や嘘のオンパレードで、国民を騙し続ける政府だが、やる事なすこと全て失敗ばかり。

今に至ってもコロナウイルスは絶賛拡大中で、 マスク不足一つをとっても、その無能さ杜撰さは一体どこから来るのか・・・。

目玉の政策と胸を張っていたマスク配給だが、「アベノマスク」と揶揄されている始末だし、実際、サイズは小さいし、シミ汚れの付着や包装の袋に虫が混入していたりで、こんなに評判の悪いマスクに466億円(郵送料込み)もの税金を使うというのは、無駄としか言いようがない。

今の政権は、意味のない監視に莫大な予算を使ったり、とにかく既得権益者の利権ばかり考えている。

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行く春や ますくますくで 待ちくたび

行春や鳥啼魚の目は泪

【読み方】ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ

【現代訳】
春が刻々と過ぎ去ろうとしている。
それを惜しんで鳥は鳴き、魚は涙に目を潤ませている。

【解説】元禄二年(1689年)千住での見送りの人々に対する留別吟。
鳥・魚は眼前の風物であるとともに、芭蕉と漂泊の悲しみを分かち合う存在でもある。

(『芭蕉ハンドブック』/尾形 仂編/三省堂参考)

ご存知、松尾芭蕉『おくの細道』の「旅立ち」の一節の中にある句だ。

1689年の春の早朝、芭蕉は深川から旅立った。

見送る門人は少なかったようで、親しい者だけが前の晩から集まって、早朝の旅立ちの舟に乗って送ってくれる。

千住で舟から上がった芭蕉は、待ち受けていた曾良とここで合流し、見送りの人々に別れを告げて、奥州へと向うわけだが、芭蕉は鳥を漂泊者の宿命の悲しみを分かち合うものとして用いている。

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例のシャープマスクだが、会員登録したけども「認証メール」が届かず、登録完了できない人が依然と多い。

私もその一人で、今朝7時前だったが犬の散歩から帰り、シャープマスク登録サイトに行きメンバー登録の記入迄を完了したものの、時間が経っても認証メールが来ない。

「認証コードは有効期限は30分」となっていたが、認証コード入力画面をそのままの状態で放置、今に至るまで依然認証メールは届かない。

どうやらサーバーダウンらしい。

「シャープが21日に発売した自社工場製マスクの特設サイトにアクセスが殺到し、同じサーバーを利用してネット上で操作ができる同社製の家電の操作も一時できなくなった。午後10時現在でも不具合は解消されておらず、22日以降の販売を一時的に見合わせるという。」(朝日新聞DIGITAL)

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2020年4月21日 (火)

情報に流され右往左往

楽天で注文したマスクも未だ届かず、ストックが少なくなってきた。

手作りを考えて型紙を検索していたら、目からウロコのマスクが!

世の中には突拍子もないアイディアマンがいるものだ。

Soltukus

そんな矢先、おばから手作りマスクを送ってきた。

いろんな情報に流されて右往左往、ストレスがたまる一方だったが、これはありがたい。

Mask

自分で作ればいいものを・・・

新型コロナウイルス感染拡大でマスク不足が続いている。

楽天で4月8日に注文したマスクがいまだに届かない。
4月30日以降順次発送とか・・・。

Lavender

大手電機メーカーのシャープは3月から三重県にある液晶ディスプレイの工場で、マスクの製造を始めた。

それが、今日4月21日午前10時からインターネットのサイトで個人向けにも販売すると発表したものだから、販売サイトの「SHARP COCORO LIFE」に繋がらない。

あらかじめ無料の会員登録が必要なようで、直接会員登録ができるサイトにアクセスしているのだが、昨夜から全く繋がらない。
F5ボタンを押して更新を続けるものの、「このサイトにアクセスできません」で、接続拒否の連続。

やっと繋がったと思えば

お客様へ
ご利用ありがとうございます。
ただ今、アクセスが集中しており、サイトにつながりにくい状態が続いております。
お時間をおいて再度お試しください。
お客様には、ご不便ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

たかがマスク不足でストレスになっていても仕方ない。
自分で作ればいいものを・・・。

Paseri

2020年4月20日 (月)

有言実行の人!!

「愛知県の大村秀章知事は20日の定例会見で、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長から、病院で不足している医療用品を大量に提供する申し出があったことを明らかにした。」
中日新聞プラス(2020年4月20日)

本業が創業以来最大の大赤字で危機に陥っているというソフトバンクグループの孫正義会長兼社長だが、自身のツイッターでマスクや医療用防護服など供給を表明。

それにすかさずリツイートした愛知県の大村知事。

愛知県知事の大村です。孫会長、検査キットでは、ご連絡頂きありがとうございます。愛知県では、医療用資器財を、広く募ってます。是非とも、購入させてください。よろしくお願いいたします」と依頼。

孫さんは素早く「大村知事、了解です。医療用N95マスク、サージカルマスク、医療用メガネ、フェイスシールドなどSBは無利益で提供します。医療用防護服などもまだ確定してませんが100万枚折衝中です」と応じた。

この一連のやりとりの素早さには感心する。
厚労省よりずっと速い仕事ぶりだ。

いまだに医療機関に不足がある状態だし、政府も孫さんに医療機関への医療備品確保を正式に委任したら良いのでは・・・。

Camisigehara

2020年4月19日 (日)

穀雨

暦の上では、今日19日から穀雨に入る。

春雨が多くの穀物を育ててくれる季節である。

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この時期は、農作物にとって種をまく時期であり、春の雨は恵みの雨だ。

雨の後のモミジの萌黄色が目にまぶしい。

街路樹の銀杏は、新たな葉が芽吹いている。

白いハナミズキが静かな白い炎になって燃えている。

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かわいがるほど早死にする

犬の部屋にあった『ペットはかわいがるほど早死にする』(南毅生著/ごま書房)をペラペラめくる。
4章83の項目からなっていて、もくじを見るだけでも、なるほどと頷けることが多い。

とりあえず心当たりのありそうなものを抜き出して読んでみた。

ビタミン確保のためと思って、人間と同じ感覚で野菜を与え過ぎると血中にビタミンAやEが長く残り、中毒症状を起こすらしい。

朝の散歩から帰ると、生キャベツや青菜(味なし)を与えることがあるが、犬は元々肉食だから基本的には野菜を与える必要はないようだ。

ただし、便秘気味のときや、ダイエットさせたいときには、野菜に含まれている食物繊維で腸の働きが活発になるし、かさが大きいので少量の食事で満腹感を感じ、それなりに効果があるという。

家族同様と思って、ついつい過保護になってしまうが、人間並みに過保護に扱うことで、犬の寿命を縮めることにもなる。

過保護が愛情ではないことを、今更ながら肝に銘じている。

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2020年4月18日 (土)

天災か人災か

コロナ禍の中だが、
昨日は春の陽光に誘われて、「フローラルガーデンよさみ」の園内を散歩。
春の花々が咲き競っていた。

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今日は午前中の嵐が終わり、午後に南の空が明るくなってきたので散歩に出ようと支度にかかったら、突然、大地が怒りくるっているような音がした。

ゴロゴロと太鼓を叩くような生易しいものではない。
激しい雷鳴と共にバケツをひっくり返したように降る雨で、 道路が川のようになっていた。

それが長時間続くからパソコンの電源を切り、コンセントを抜いておいた。

カーテンを開け、窓越しに外に顔を向けると、目も眩むような白い閃光が走った。
息をつく暇もないほどの、いきなりの白い閃光は悪魔の化身のような光を放った。
同時にピシピシ、ガシャン、ガーンと地響きまで伴った音に、私は恐怖で足がすくんだ。
近くに雷が落ちたのかな?

鳴り止まない雷と大雨の中を救急車が走って行く。

天災は忘れたころにやって来ると言うが、人間の賢さでもっても、いつ怒り出すかわからない大地の怒りを鎮めることができない。

自然界の不思議は人知を超えている、としか言いようがない。

新型コロナウィルスも、ある意味自然界から生まれた天災かも知れない。

コロナで成すすべもなくオロオロするばかりの人間の弱さを思い知らされた、と言っていい。

ただ、日本のぬるい対応に世界から批判の声が出るほど、政府の対応は後手後手で、場当たり的なところがあったことから、これは人が起こした人災とも言えるのではないか・・・。

2020年4月16日 (木)

レモンエロウのチュウブから搾り出して固めたような檸檬

緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大した。
期間は5月6日まで。

それにしても、毎日のコロナ報道には不安ばかり駆り立てられて落ち着かない。
こんな時だから、昔のホームページから再掲載するのも良いかな・・・。

先日は梶井基次郎の作品から『櫻の樹の下には』を取り上げたが、今日は『檸檬』を。

『檸檬』の読書感想を書いた昔のページが残っているので、ここで掲載するのではなくリンクしておく。

Lemon

2020年4月15日 (水)

行列が止まった

家の前にあるドラッグストアに数日前までは、開店前にマスクを求める人で長い行列ができていたが、それが今週になってピタッ!と、止まった。

店頭には「開店時の販売を自粛させて頂きます」との貼り紙がされていた。
列を作っての感染拡大を防ぐためだ。

入手困難なこのマスクだが、深刻な品薄はなぜ解消されないのか。

政府が3月中に6億枚を供給、4月も目標を達成できると言って「増産した」と胸を張るマスク供給量も、実は「例年並み」にすぎないことがわかった。

花粉症のため需要がピークになる2月の供給量は例年、5億8千万枚に達する。
6億枚はそれをわずかに上回るにすぎないわけで、これでは品薄が解消されるはずもない。
政府の言う「供給増」は嘘である。

その上、日本政府の「お役所仕事」では、世界的な争奪戦に歯が立たないと、マスクブローカーが暴露している。

その実情について「週間朝日」が取り上げているので、ぜひ読んで欲しい。

Saki

2020年4月14日 (火)

美しさと不気味さは表裏一体

犬の散歩コースにあるソメイヨシノは、コロナ禍のなかでも例年と変わらぬ華やかさをまとい、咲き誇っていたが、昨日の雨で散り果ててしまった。

この時期になると、毎年必ず読んでみたくなるのが梶井基次郎の『櫻の樹の下には』だ。
わずか数ページのなかで、「俺」が「お前」に向かって話している二人称短篇小説。

「俺」が「お前」に話して聞かせる話題は三つ。
①「櫻の樹の話」
②「剃刀の話」
③「かげろうの話」

①の「櫻の樹の話」は、全編を通じて話されいるわけだが、美しく咲く櫻を見ていて、そのあまりの美しさに不信を抱き、憂鬱に陥るのが事の始まりである。

「櫻の樹の下には屍體が埋つてゐる!
これは信じていいことなんだよ。何故つて、櫻の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことぢゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だつた。しかしいまやつとわかるときが來た。櫻の樹の下には屍體が埋まつている。これは信じていいことだ。」(「日本文学全集34(梶井基次郎/嘉村磯多/中島敦)」“櫻の樹の下には”より)

と、こんな冒頭で始まる。

少々薄気味が悪い出だしだが、櫻の美しさは樹の根元に腐った屍體が埋まっていて、それを養分として、根となり、幹となり、やがて見事に満開に咲くからだという。

美しく咲きほこる櫻と、不気味に腐乱した屍體との対比によって、櫻の美しさに対するイメージが明確な形で浮かび上がり、「俺」は不安から解放されたのだろう。

②「剃刀の話」は、毎晩、千里眼のように浮かぶ剃刀の刃、それがどういう意味を持っているのか、「俺」にも「お前」にもわからない。
剃刀の刃から連想できるのは惨劇だと思うが

「それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。」

・・・この連想が、櫻と同じだと言っている。
ところが櫻のように惨劇に対比するもう一方のもの、惨劇とのギャップで美しさが際立つものが、ここには描かれていない。
これをどう見るか・・・。

③「かげろうの話」
ここでは「俺」が渓で体験した話が出てくる。

「薄羽かげろうがアフロディットのように生まれて来て、溪の空をめがけて舞い上がってゆくのが見えた。おまえも知っているとおり、彼らはそこで美しい結婚をするのだ。」

その一方で

「思いがけない石油を流したような光彩が、一面に浮いているのだ。おまえはそれを何だったと思う。それは何万匹とも数の知れない、薄羽かげろうの屍體だったのだ。」

とある。

これは「かげろう」の誕生と屍體 を同時に見たことにより、水たまりに浮かぶ何万匹とも数の知れない、薄羽かげろうの屍體 が美しく見えたのだ。

梶井基次郎は若くして肺結核を患い、20篇余りの小品を残しながらも31歳の若さで逝った。
死を自覚していながら、死からは逃れられない運命を背負う彼には、儚い櫻の花のイメージが自分と重なったのではないだろうか。

そう考えると②の「剃刀の話」は、死(惨劇)しかなく、惨劇の対比にある美(生命)を見いだすことのできた①と②の話とは異質にも見える。

いつ来るかもしれない自分の死に、生命の美を見いだすことが出来るかどうかは、死後にしかわからないが、「かげろうの話」と「櫻の話」から、自分の置かれた現在に、省察をめぐらしているのではないだろうか。

この小説は、「俺」が「お前」に話して聞かせる形をとっているが、「俺」も「お前」も、おそらく梶井自身だろう。

「俺」が心の中のもう一人「お前」に話すことにより、ストーリーが鮮明になり、自身の痛切な叫びのようなものを感じる。

凝縮された時間の中での、生のエネルギーからくるものだろうか、その鋭い感受性は美しい輝きを放っている。

Hazakura

青空文庫で5分もあれば読めるのでお勧めする。

2020年4月13日 (月)

月日の流れの速いこと

キリスト教徒でないので特に気にもしていないが、昨日4月12日 が イースター(復活祭)だった。

昨年、身内が入院していた船橋の病院の「緩和ケア病棟」に、たくさんのイースターの飾り付けがあったのを思い出す。

Easter-egg

Easter-egg2

あれから1年経ったわけだ。
月日の流れは、何とまあ速いことか・・・。

まだまだ日本では浸透していないイベントだが、カトリック教徒の友人から『東京カテドラルマリア教会』の「聖金曜日ミサ」のもようが配信されるからとの案内が来たが、すっかり忘れていた。
同時に送られてきたパリの「イースターエッグ」の画像が、いかにもパリらしいので遅まきながら紹介。

Paris

2020年4月12日 (日)

桜きげんの散歩

小林一茶の春の句に次のような句がある。

「散る花の桜きげんや子犬ども」(七番日記)
「犬どもやはねくり返す花吹雪」(文化句帖 )

五七五のわずか十二字という短い文字の中に、一瞬の情景を表現する俳句だが、読むだけでその光景が目に浮かぶ。

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犬の散歩に行く朝の風景は日々変化している。
散歩コースに見られる桜は、ほとんどが花が咲いてしまつてから葉の出るソメイヨシノだ。

春の桜風景のなかの散歩道を、歩数計で約4000歩く(約3キロ)わけだから、日々の光景は空模様が強く影響する。

桜の花弁が舞い落ちる日には、飼い犬のcocoは花弁を追って走り回る。

すっかり花を落とし葉桜になったソメイヨシノの樹もあれば、青葉まじりに花を落とし惜しむ桜、今が花吹雪盛んといったソメイヨシノもある。

同じソメイヨシノを見ているはずだけど、いろいろな表情をしている。
出会う時間帯や空模様、その時の自分の心の状態で異なってみえる。

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2020年4月11日 (土)

頑張って歩いても消費カロリーは315kcal程度

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、高齢者は危ないから外を出歩かないほうがいい。
感染リスクという観点からは最もである。

スポーツクラブでも、私も含め年配の会員に限って「自分は大丈夫だ」と思っている人が多い。
ところが、愛知県独自の緊急事態宣言が出たことで、ゆるゆるの楽観ムードは一瞬にして吹き飛んだ。

昨日、スポーツクラブの受付カウンターには、休会を申請する人が殺到した。
まだ、通常通り営業しているが、高齢者は 大事を取るに越したことはない。
というわけで、私も一時休会。

今日は、運動不足にならないよう、遠出をして隣り街で買い物をした。
朝の犬の散歩と合わせて、歩数計は10700歩を指していた。

歩数10000歩でも、消費カロリーは315kcal程度。
ご飯を1.5杯食べるだけでも、摂取カロリーはすぐに上がるが、頑張って歩いても消費するカロリーは大したことがない。

そんなことを思いながら、虚しく歩き続けていた。

少々歩きすぎかな・・・? 疲れた!

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2020年4月10日 (金)

国難の時でも自然は営みを繰り返す

「名古屋飛ばし」の新型コロナ緊急事態宣言だったが、愛知県の大村知事は、今日の午後にも県独自の緊急事態宣言を出すという。

今までは、私を含め周りの者は結構ゆるゆるの規制の中で行動していたが、今後の楽観は戒めたい。


昨日は杜甫の「春望」を取り上げた。
杜甫は、その時々の社会情勢や政治の矛盾などを詩の題材に盛り込んでいた。

その杜甫の影響を強く受けていたのが松尾芭蕉である。

『奥の細道』の中の「平泉」章では、平泉を訪れた時のことが書かれている。

平泉というのは岩手県の南部にある地名で、平安時代に藤原一族が治めていた。

特に藤原清衡、基衡、秀衡の親子3代のときに最盛期を迎えていたが、それも長く続かなかった。
秀衡が、源頼朝から逃げてきた源義経をかくまったことを発端に、源頼朝によって滅ぼされてしまったのだ。

藤原氏ゆかりの土地を訪れた芭蕉は、そうした史実を回想しながら次のように物語を展開している。

三代の栄耀一睡の中にして、 大門の跡は一里こなたにあり。
秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。
まず高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。
衣川は、和泉が城を巡りて、高館の下にて大河に落ち入る。
泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め、夷を防ぐと見えたり。
さても、義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時の叢となる。
「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、笠うち敷きて、時の移るまで涙を落としはべりぬ。

(現代訳)
藤原三代の栄華も一睡の夢と過ぎ、今は廃墟と化した大門の跡は、一里ほどこちらにある。
秀衡居館の跡は田や野原になっていて、彼が築かせたという金鶏山だけが、昔の形を残している。
何よりもまず高館に登ると、眼下には北上川が見える。
北上川は南部から流れてくる大河である。
衣川は、和泉の城を取り囲んで流れ、高館の下で大河に合流している。
泰衡たちの旧跡は、衣が関を間において、南部地方からの入り口を厳重に警備し、夷の侵入を防いだと思われる。
それにしても、(義経は)忠義の家臣を選りすぐって、この城に立てこもり戦ったが、数々の功名も一時の夢と消えて、あとは茫々たる草むらとなってしまっている。
「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、杜甫の詩を口ずさみつつ、笠を敷いてこしを下ろし、時の移るまで懐旧の涙にくれたことだ。

(尾形 仂【編】芭蕉ハンドバック【芭蕉全発句一覧】より)

Campanula

芭蕉がこの地を訪れた時の平泉は、草が生い茂る静かな場所だった。

国が滅びてしまっても、山や川は変わらず営みを続けているわけで、人の行いや思いは時と共に消えてしまうが、自然はそれに関係なく営みを繰り返し残り続けているわけだ。

2020年4月 9日 (木)

不安な空気のなか『春望』を思い出す

新型コロナウイルスの感染拡大が毎日のように報道されて、世の中が不安な空気に包まれる中、思い出されるのは、長安の荒廃した様を見てうたった杜甫の『春望』だ。


国破山河在    国破れて山河在り
            
城春草木深    城春にして草木深し
            
感時花濺涙    時に感じては花にも涙を濺ぎ
            
恨別鳥驚心    別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
            
烽火連三月    烽火三月に連なり           

家書抵萬金    家書萬金に抵る
            
白頭掻更短    白頭掻かけば更に短く
            
渾欲不勝簪    渾べて簪に勝えざらんと欲す

(大意)
国都長安は戦乱のために破壊されてしまったが、自然の山や河は昔どおりに残っている。
この城内は春になっても、草木が深く生い茂っているのみで、人陰すら見えない。

自分はこのいたましい時世に感じて、平和な春ならば花を見て楽しいはずなのに、かえって花を見ては涙をはらはらと流してしまう。
家族との別れを恨み悲しんで、心を慰むべきはずの鳥にも心を驚かされる。

戦火は三ヶ月もの長い間続き、家族からの手紙もなかなか来ないので、万金にも相当するほど貴重に思われる。

自分の白髪頭をかくと、心労のために髪の毛も短くなってしまい、役人が頭につける冠をとめるかんざしも挿せないほどになってしまった。
(『中国の古典名著総解説』【自由国民社】 参照)

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2020年4月 8日 (水)

予定通りにはいかない日々

愛知は、緊急事態宣言の対象地域には入っていない。

スポーツクラブも、三月上旬に二週間の閉鎖があったものの、3月16日から営業再開で今に至っている。

館内には消毒液が数か所置かれているし、スタッフによる施設内の徹底した消毒清掃や換気が行われているし、マスク着用と、館内では2メートルの距離を取るよう指示されている。

スタジオレッスンは時間短縮され、参加人数も制限されている。

私は家に近いこともあり、ゆっくりのんびり通っているが、ジムの利用者は平常時に比べ3分の1にもならない状態だ。

国内外での新型コロナウイルスの影響が広がって、終息の見通しが立たないとのが大きな不安である。

4月18日に昨年亡くなった身内(千葉県船橋市)の一周忌が予定されていたが、こういう事態で行けなくなったのも残念。

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きょう八日に出る月は、今年の月でもっとも大きいという。
スーパームーンと呼ばれる満月である。

2020年4月 7日 (火)

もっとも簡便で効果的な施策があるはずだ

緊急事態宣言が発令されて、安倍首相の会見があった。

対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、期間は5月6日まで。
人と人の接触機会を7~8割減らすようとの要請があった。

今のところ、名古屋(愛知)は入っていないが、気持ちが緩まないように気を付けたい。

緊急事態宣言は、明らかに見えない感染者がいることを前提にしているわけで、これまでにクラスター潰しがあったことを認めているようなものだ。
本当は公表数字の数十倍という専門家もいるほどで、正確な数字がわかれば国民も外出しなくなる。

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それにしても今回の会見、またまた「安倍首相プロンプター朗読会」のようなもので、プロンプターの文章を目で追っている。
国民に呼びかけようとする思いがあるならば、前をまっすぐ見て喋ればいいだけなのに・・・。

同時に出された緊急経済対策では、

●「1世帯あたり30万円の現金給付」というのがあるが、30万円の現金給付の対象はかなり厳しいものだ。

受け取れる人
世帯主の2月以降の収入が1月以前と比べて

①減少した住民税非課税世帯
②半分以下に減少し、年収換算で住民税非課税世帯の2倍以下に減った世帯

上記のように条件が限られる上、収入減少を自己申告しなければならないから、受け取るためにはかなり面倒くさい。

 @niftyニュースによれば、『「1世帯30万円給付」は8割が対象外 単身は月収8.3万円以下が給付要件』ということだ。

●「フリーランスや個人事業主には最大100万円、中小企業には最大200万円。」

給付の条件は、「事業収入が前年と比較して大幅に急減した事業者に対して給付」

これについて、今日(2020/04/07)の BS-TBS 【報道1930】で、共産党の小池晃議員が、「全く分からない、どれだけ減ったらどれだけ出るのか、誰に出るのか」とコメントしていたが、自民党・新型コロナ対策本部長・田村憲久議員からは確たる返答は聞けなかった。

こんな「やってる感」アピールよりも、もっとも簡便で効果的な施策は消費税率ゼロ実施だ。

2020年4月 6日 (月)

最近の桜は白っぽい!

昨夜の残り風で、ひらひらと散る白い桜の花びらを浴びながらの朝の犬の散歩。

それにしても、最近の桜は白っぽい!
異常な白っぽさだ。

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戦前(1936年)に、東京の公園課長を務めた井上清によって書かれたソメイヨシノの特徴が「はじめは色濃く満開に至って淡色、散り際に至って花底より紅を差し始める」とのことだから、当時と比べると今の桜は、かなり白っぽいことになる。

散り際に紅を差し始めるに至っては、お目にかかったことがない。

花の色が白っぽくなるのは、ソメイヨシノが樹勢を落としたときのシグナルだそうで、樹齢50年を超えると幹の内部が腐ることから、「60年で寿命を迎えてしまう」と専門家の間で囁かれている。

それにしても、桜の蕾が微かに色づいてくる頃から散り行くまでのさまには、いろいろな表情が窺われ、そのときそのときの表情を心で見る楽しさがある。

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コロナ騒動で、私も犬も身体がなまってしまう。
最近では犬の散歩も自転車・・・何という体たらく!


2020年4月 5日 (日)

底なし沼に引きずり込まれたような

東京都の新型コロナウイルスの感染者数は2日続けて100人越え、今日は143人の感染が判明した。
国内の感染者数は、「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を合わせ計4560人となった。
累計死者数は計104人。(毎日新聞参照)

感染拡大が止まらないようで、私のような後期高齢者は、重症化しやすい可能性大だから、とにかく気を付けているが・・・。

Chrippu

加齢と共に、加速度的に老化が進み身体的故障が出てくる。

左膝裏の脂肪腫の影響か、ときどき筋肉に痙攣が起こって足がつる。
夕方ぐらいから脚が重だるく、靴下を脱ぐと足首にゴム跡がくっきり、ゴム紐症候群だ。
自宅で、階段を上がりきった所でつまずく。

それもこれも、脂肪腫が神経や周囲の血管を圧迫していて、血液やリンパの流れが悪くなっているのだろう、と素人判断。

脂肪腫は手術で取り除くことも可能のようだが、それほど大きくもないし、目立つ部位にできているわけではないので、経過観察ということになっている。

老化した身体を、元に戻そうと思っても無理かもしれない。
そうは言っても、ある程度は進行を鈍らせることができると思いたい。

Sumire

2020年4月 4日 (土)

満開の花をつけている桜樹

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないが、桜は今まさに一斉に花開いている。

花はいっとき、咲けば散るもの。
明日辺りは、もう散り始めるだろう。

散ってからの哀愁よりも、咲き競う花の華やぎに心を留めたい。

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Sakura2

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2020年4月 3日 (金)

好奇心で眼が覚めた

春のうららかな陽気の中、「かりまる」君に乗って、ハイウェイオアシスに買い物に出掛けた。
心地よい春の陽気が眠気を誘い、バスの中でコックリコックリ船を漕いでいたかもしれない。

「かりまる」というのは、市の公共施設連絡バスのこと。

ハイウェイオアシスで下車して、「産直市場おあしすファーム」に向かう途中の「テント広場」の奥に、白っぽい花と赤やピンクの2色の花が同時に咲いている木があった。
そんなに大きい木ではないが、不思議な存在感だ。

Genpei

Genpei2

Genpei3

品種改良されたか、接ぎ木でもした桜か・・・?

こんなのは初めて見たから、とりあえずスマホで撮影してきた。

帰宅後、画像をググってみたら、どうやら、花桃の一品種である源平桃らしい。

名前の由来は、平安時代の源平合戦のとき源氏が白い旗を、平氏が赤い旗を用いていて、源氏と平家が日本を二分したことになぞらえてつけられたという。

「春眠暁を覚えず」というが、寝ぼけた私の頭も2色の花の木に寄せた、ちょっとした好奇心ですっかり眼が醒めた。

2020年4月 2日 (木)

今どきの猫は鼠など食べないだろうが・・・

昨日の春の嵐から一変、今日は快晴の天気で、まさに春爛漫の陽気に包まれた。
コロナ騒動がなければ、花見にうってつけの日だが・・・。

とどまることを知らない感染拡大で、慎重にならざるを得ない。

こういう時だからこそ、家で落ち着いて読書を楽しみたいものだが、活字を見るとすぐに眠くなり、ベッドに直行する。

そういえば、夏目漱石の『草枕』の中に、次のような一節があるのを思い出した。

「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる。時には自分の魂の居所さえ忘れて正体なくなる。ただ菜の花を遠く望んだときに眼が醒める。雲雀の声を聞いたときに魂のありかが判然する。雲雀の鳴くのは口で鳴くのではない、魂全体が鳴くのだ。魂の活動が声にあらわれたもののうちで、あれ程元気のあるものはない。ああ愉快だ。こう思って、こう愉快になるのが詩である。」

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春は菜の花を始め、花々の季節であり、小鳥たちの鳴く季節である。

そんな春の気候の良さに、人間も動物も寝ぼけてしまい、ぬるま湯につかつたように浮き立ち、リアルな世界から遠ざかってしまうらしい。

猫は鼠を捕るのも忘れ、人間は借金や嫌なことを忘れる。
それもこれも、春の自然に目を向けると、一時であろうが嫌なことを忘れて気持ちがすがすがしくなる。

2020年4月 1日 (水)

評価の良し悪しは人さまざまであろうが・・・

志村けんさんには、終生「変なおじさん」「バカ殿」の印象がつきまとった。

「変なおじさん」は、『志村けんのだいじょうぶだぁ』が発祥。
「バカ殿」は、『志村けんのバカ殿様』が発祥。

その志村さんの訃報から二晩経つ。
悲しみの波紋は留まることがない。

昨日のワイドショーは志村さん一色で、関係者の追悼のコメントを聞けば聞くほどに、その偉大さを改めて知る。

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コメディアン、お笑いタレントとして不動の地位を築いているが、映画「鉄道員(ぽっぽや)」では、酒癖の悪い期間工の炭坑夫・吉岡肇を演じ、ペーソス溢れた演技に揺ぎ無い安定感を感じたのを覚えている。


私は「天才!志村どうぶつ園」を、たまにしか見ていなかったが、志村さんになついていたチンパンジーや愛犬たちは哀しんでいるだろう。

死去時点のレギュラー番組や、スペシャル番組など多くの出演番組を持っていた志村さんであるが、今のそれ以上に私が親しみを持っていたのは、ドリフターズのころの『8時だョ!全員集合』だ。

「さあ、 元気よく、行ってみよう!」の長さんの掛け声で始まる『8時だヨ ! 全員集合』は、唯一、家族中で見た番組だ。
いかりや長さんのツッコミと志村さんのボケに、腹の底から笑ったものだ。

一部で教育上良くない、という批判もあったけど、一家団らんにはもってこいの番組だったと思う。
これほど幅広い年代層に等しく愛され、親しまれた番組も少ないことを思えば、『8時だヨ ! 全員集合』は国民的な番組だったと言える。


ご家族は感染予防のため葬儀場まで入ることができず、遺体と対面することはできなかったという。
「新型コロナウイルスは感染すると本当に怖いということを多くの人が自覚を持ってほしいです」と、お兄さんが語られていたが、志村さんが命を懸けて警鐘を鳴らしてくれた事をしっかり受け止めたい。

芸能界にも色々なジャンルがあり、時の流れで入れ替わりもするが、「志村どうぶつ園」の園長は志村さんしかできない。
チンパンジーのパン君には、ピンチヒッターは誰にもできない。


評価の良し悪しは人さまざまであろうが、彼の類まれなる、庶民性、愛嬌、そして今ひとつ彼の中に備わっている生まれながらのペーソス・・・これはまさに日本人の底辺の感情であるがゆえに、揺るぐことのない安定度があり、長きにわたり人気を持続してきた所以だ。

「さあ、 元気よく、行ってみよう!」と言って、プイと逝ってしまったいかりや長さんと、天国で楽しい会話をされているだろう。

今、私は「天に軌道があるごとく、人それぞれ運命てえものがあります」と言った寅さんを思い出す。

 

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