2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2020年3月23日 (月)

赤と黒

赤は軍服。

黒は僧衣。

つまり、ナポレオン時代の軍人の栄光である軍服と、王政復古時代の僧侶階級の勢力の象徴。

赤と黒、この二つが、ちょうどルーレットのように回転していく。

どの目にとまるか・・・ジュリアン・ソレルにとって、人生とは、このような賭けだったかもしれない。

名作の主人公によくある華奢で繊細な体つきの男、そのかげに潜む並外れた感受性と不撓不屈の精神は、ジュリアン・ソレルにおいてもしかりだ。

その彼の野心は出世にある。

レナール夫人を征服したのも、侯爵の娘マチルドと結婚したのも、出世のための偽善である。

しかし彼は、そうした自分の心を明晰に捉えている。

偽善と知りながら目的を達成できないなら、ピストルで自分の頭を打ち抜くことも辞さないという決意は、彼のプライドなのだろう。

だからこそ、最後には「私は当然死刑に値します」と、言い切れたのだ。

Pipe-organ  

今日はフランスの作家、スタンダール(7183~1842)の死んだ日。

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