2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年3月

2020年3月30日 (月)

高齢者の重症化リスクは高いのだろう

新型コロナウイルスの影響は、留まるところを知らない。

報道によると、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のために、昨夜亡くなった。
年齢が70歳ということだから、高齢者の重症化リスクは高いのだろう。

昨日、東京では新たに68人の感染が確認された。

千葉県の障害者福祉施設でも、新たに28人の感染が確認され、同施設での感染は計68人。


予期せぬこのウィルスの登場は、災害に襲われたようなもので、一言で言えば不条理としか言いようがない。

行政の対応は後手に回り続けるだけで、マスク一つ手に入らない・・・そうした状況がリアルに起きていて、さらに不安を加速させていくのだ。

結局のところ、自己責任で手洗いとうがいと、人混みを避けることしかないのか。


カミユのの『ペスト』を思い出した。

Pest  
 
原典で挫折し、2年ほど前NHKの番組でやっていたのを見てテキストを購入。
手っ取り早く読めるカミュの『ペスト』の解説書だ。

テレビの後退

私は君の意見に賛成しない。
しかし、君がそれを言う権利は命を賭けても守ろう。 ヴォルテール(18世紀フランスの哲学者、作家)


安倍政権の言論弾圧体質によって、報道の自由度が急速に悪化している。
なかでも、ひどいのがテレビだ。

TV局上層部が政権の顔色を窺い、批判的な報道が出来なくなっている。

批判的なキャスターやコメンテーターは、次々と降板に追い込まれている。

そんななか、またもや安倍政権をまともに批判してきたコメンテーターが姿を消した。

『報道ステーション』(テレビ朝日)でコメンテーターを務めてきた後藤謙次さんが、3月26日を最後に同番組を降板したのだ。

後藤さんの政権批判に対して、裏で官邸幹部がテレビ朝日に相当な圧力をかけていたというから、その影響もあるだろう。

安倍さんが総理である以上、政権チェック能力がどんどん後退してしまうことは確実だろう。

Uchiyama

昨日、東京は季節はずれの雪が降ったようで、友人からの画像
(東京都目黒区碑文谷)

 

2020年3月29日 (日)

再びストレスチェックをする

一昨日は「目の錯覚によるストレス度チェック」をやってみたが、今日は「ストレスケア・コム」のストレス度診断チェックテストをやってみた。

私の【結果】

◆ストレス指数(全国約120万人のデータから統計的に算出されたもの)
あなたの ストレス指数は  19 /100 です。(100人中、ストレスの低いほうから何番目くらいの位置にいるか)

◆ストレス・レベル
<判定>    レベル1
あなたのストレスレベルは、かなり低いレベルです。

◆ストレス対処法
レベル1のあなたは、特に対処を必要としていません。

自分のストレス度をチェックした後、<みんなのコメント>を読むのも参考になる。

ストレスの内容は、ライフサイクルによっても異なるわけで、なんでもないと思えることでも、人によっては大きなストレスになってしまうこともあるわけだ。

Morning-sun

森友事件で命を絶った赤木俊夫さんの奥様が、ネットで再調査求める署名活動を始められた。

ぜひともご参加くださるようお願いいたします。

署名サイト: http://chng.it/yBNFhJG97G

2020年3月28日 (土)

見通しもなく、不安ばっかり煽られる

爆発的な感染者の増加で、都市の封鎖が必要な事態が現実の心配になってくる。

今日(28日)、新型コロナウイルス感染が、これまでで最も多く確認されている。

・東京都では63人の新型コロナウイルス感染が確認されている。

・千葉県でも障害者福祉施設で、58人の感染が判明している。

・愛知県と名古屋市でも、今日は計4人の感染を確認したとの発表があった。
そのうち、名古屋市で確認された男性は、出張で新幹線利用の神奈川県の男性とのことだ。

東京都では昨日(27日)までの3日間、40人台の感染者が確認されていたが、オリンピックが延期になった途端に一気に増え続けていることに、何か意図的なものを感じる。

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2020年3月27日 (金)

ストレスチェックをする

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために、イベントの自粛や屋内施設の休館が続いたり、生活への影響が出ている。

東京都内で感染が急拡大しているようで、隣接する神奈川、千葉、埼玉、山梨の4県も、「週末の不要不急の外出や都内への移動を控えるよう」と、相次いでの要請が出た。

私の住む愛知も、感染者数が増加しているし、イベント中止や施設の休館の延期が出ている状態で、ストレスがたまる一方だ。

さて、どの程度ストレスが溜まっているか?
ストレス度をチェックするサイトはいろいろあるが、画像を観た時の目の錯覚でストレスチェックするサイトがある。

絵を見つめていて、それが動かないようならストレスレベルは正常。
絵の動きがゆっくりなら、ストレスレベルは低い。
猛烈に回っているときは、医者にかからないとね・・・のレベル。
11枚の画像があるが、一度に全部をやる必要もないだろう。

で、私の場合だが、時間をおいて数枚ずつでやってみた。

・1枚目動きを感じない。

・2枚目、3枚目も動きを感じない。

・4枚目が、微かに波のうねりのように感じる。

・5,6,7枚目もほとんど動きを感じない。

・8枚目は、輪っぱがゆっくり回転していくよう。

・9,10は動きなし。

・11枚目、外に向かって、ゆっくり広がっていくような動きを感じる。

結果として、メンタルに強く、ストレスをコントロールできているらしい。

Eiki

2020年3月26日 (木)

酒なくて何の己が桜かな

今夏開催予定の「2020東京」オリンピックは、延期になった。

一年程度の延期ということで、安倍首相と国際オリンピック委員会のバッハ会長が合意したということだ。

一年程度の延期と言っても、今後、感染の終息がいつになるか、不透明のままだ。

東京都では昨日、小池知事が「オーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐ重大局面」と強調、危機意識を持つよう呼び掛け、外出自粛を要請したようだ。


ウェザーニュースによれば、今日は全国的に風もなく、気温も高く、晴れ渡って、まさに花見の陽気だ。

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満開の桜の下での花見酒は風流なものだが、今年はコロナの影響で花見宴会の自粛要請が出ている。

酒なしの花見など殺風景なものだ。
風邪程度なら、「酒で消毒しているから風邪を引かない」で済ませるが・・・。


酒にまつわる名言や迷言はいろいろある。

集英社の「情報・知識&オピニオン imidas」ことわざ辞典『会話で使えることわざ辞典』に、こんなのがあった。

「酒なくて何の己が桜かな」(さけなくてなんのおのれがさくらかな)

酒がなければ、花見をしようと月見をしようと、まことにおもしろくないものだ。花見には酒がつきものだというたとえ。

〔出典〕滑稽本(こっけいぼん)・大わらい臍の西国(おおわらいへそのさいごく)
〔会話〕「いっしょに夜桜を見に行きましょう」「はは、読めたよ。あたしに1升瓶をねだる魂胆だね」「さすがご隠居。酒なくて何の己が桜かなですよ」

 

2020年3月25日 (水)

春は歌う

春は鳥たちが歌う。

詩人は鳥たちを歌う。

私は、それを聞き耽る。

三好達治は、詩集『閒花集』(読み:かんかしゅう)の中で雲雀を歌っている。

「揚げ雲雀」

雲雀の井戸は天にある……あれあれ
あんなに雲雀はいそいそと 水を汲みに舞ひ上る
杳(はる)かに澄んだ青空の あちらこちらに
おきき井戸の樞(くるる)がなっている

同じく詩集『山果集』(読み:さんかしゅう)の中では、雀を歌っている。

微雨」

雀はみな 鳥打帽(ハンティング)をきてゐる
ジャケツの襟に ちよいとカラーをのぞけてゐる
さうして向き向きに 何か點頭(うなづき)合つてゐる
雨が降ってゐる 濡れた甍に 彼らの胸が映ってゐる

Bird

2020年3月24日 (火)

鳥たちの鳴く朝

3月というのに、初夏の陽気が続いたと思えば、三寒四温とか言ってすぐ寒さがぶり返す。

今朝は寒い、寒い朝だ。
おまけに風がある。
犬の散歩途中、寒い風の中でも小鳥達は元気だ。

鶯が「ホーホケキョ」完成形で鳴いているので、スマホで音声を録ろうと思って構えると「ホー」で中止。
手抜きかなと思いきゃ、遅れて「ケキョ、ケキョ」と囀る。
人前に姿を見せたくないのか、声はすれども姿が見えないのが鶯だ。


寒々とした草土手を歩いていると、土手向こうの木の枝に鳥が・・・あれは雲雀だろうか?
突然、舞い上がって、田んぼの向こうの空の高みへ、楽しそうに啼き声を響かせながら飛んで行った。

Hibari


打ちっぱなしコンクリートの壁のセパ穴に雀が体を突っ込んでおしゃべりしている。
其々が一つの穴を独り占めにして、宿にしているのだろうか・・・?

カメラを向けると、突然すうーっと一斉に飛び立つていった。

Sepa-hole

(セパ穴:コンクリートの壁を均一な厚みにするために、規則正しい間隔で穴を開ける)

2020年3月23日 (月)

見解の相違として目を背ける

今日の国会中継「参院予算委員会」をテレビで観ていた。


森友学園を巡る公文書改ざん問題を再調査するべきだとする野党議員に、安倍首相は相も変わらず、「麻生太郎副総理兼財務相の下、事実を徹底的に調査し明らかにした。捜査当局による捜査も行われた」と、要求を拒否。

自らの責任を全く認めず、見解の相違として目を背ける態度は許されるべきでない。

再調査で真相を解明して欲しいという、奥さんの願いを突き放したことになる。

「安倍首相は2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参にきてほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。 この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場にないと思います。」(ヤフーニュースより)

これは、理不尽にご主人を奪われた奥さんの言葉だが、身体が震える思いだ。

共産党の小池議員の追及にも、全く答えようとしない安倍首相は人の心がないのか。


動物はまことに気持ちのいい友だちである。かれらはいかなる質問もしないし、いかなる批評もしない。」
 ジョージ・エリオット(「格言の花束」堀秀彦編/221現代教養文庫/社会思想社より)

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赤と黒

赤は軍服。

黒は僧衣。

つまり、ナポレオン時代の軍人の栄光である軍服と、王政復古時代の僧侶階級の勢力の象徴。

赤と黒、この二つが、ちょうどルーレットのように回転していく。

どの目にとまるか・・・ジュリアン・ソレルにとって、人生とは、このような賭けだったかもしれない。

名作の主人公によくある華奢で繊細な体つきの男、そのかげに潜む並外れた感受性と不撓不屈の精神は、ジュリアン・ソレルにおいてもしかりだ。

その彼の野心は出世にある。

レナール夫人を征服したのも、侯爵の娘マチルドと結婚したのも、出世のための偽善である。

しかし彼は、そうした自分の心を明晰に捉えている。

偽善と知りながら目的を達成できないなら、ピストルで自分の頭を打ち抜くことも辞さないという決意は、彼のプライドなのだろう。

だからこそ、最後には「私は当然死刑に値します」と、言い切れたのだ。

Pipe-organ  

今日はフランスの作家、スタンダール(7183~1842)の死んだ日。

2020年3月22日 (日)

3連休が終わる明日23日から

森友問題の決裁文書改ざんを強要され自殺した元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんさんが遺した遺書と手記が、大きな反響を呼んでいる。

これに関して、野党4党が立ち上げた「森友問題再検証チーム」による合同ヒアリングが19日におこなわれた。
今日、これをYOUTUBE で観ていた。

自殺した元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さんの手記と、財務省の調査報告書とでは決定的に違う箇所がある。

本省側(佐川・元理財局長)が、近畿財務局に対しておこなった改竄指示のメールがあるはずだとして、メールの提出を要求したが、これを拒否。

赤木さんが遺した遺書や手記の内容を突きつけられても、財務省側はその事実を無視して、
「まあ、いろんな見解があるんだろうと思いますけれども」などと発言。

元はと言えば、安倍首相の自分事(「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。」)で官僚を巻き込み、末端の役人が尻尾を切られているのだ。

安倍首相や官房長官は、「事実を徹底的に明らかにし、検察の捜査で結果が出ている」とし、再調査をしないとしている。

死人に口なしで、赤木さんを“嘘つき”扱いまでして、安倍首相や麻生大臣の言いなりになる財務官僚たち。

内閣人事局が人事を握るという官邸主導とはいえ、出世のために政権に魂を売るとは、全くもって情けない。

3連休が終わる明日23日から再び国会審議が始まる。
安倍首相と麻生財務大臣はどういう態度をとるのか・・・。

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2020年3月21日 (土)

近いが故に足が遠のく傾向を猛省中

昨日は春分の日(お彼岸のお中日)だった。

春分の日は、昼と夜の長さが同じと言われているが、実際には20分ほど昼の方が長いらしい。


春の彼岸は、春分の日を「中日」として、前後7日間の日程をいう。

今年2020年(令和2年)のお彼岸期間は次のよう。
3月17日(火) 彼岸入り
3月20日(金・祝) 中日(春分の日)
3月23日(月) 彼岸明け

お中日に行く予定だったお墓参りだが、「誕生80周年 トムとジェリー展」を優先してしまったので、今日になってしまった。

お墓までの道のりは1キロ程度で近い。

距離が近いが故に、後回しにする心理的な距離感がある。
お墓までの道すがら、「近いが故に足が遠のく傾向を猛省中」私の思ふことは、いつもこの一言。

Tokimansaku

トキマンサク

2020年3月20日 (金)

コロナの影響からか

新型コロナウイルス騒動で引きこもり状態にしていても気が滅入るので、今日は電車で外出。

松坂屋美術館で開催されている「誕生80周年 トムとジェリー展」に行ってきた。

会期: 2020年3月7日(土)→4月5日(日); 休館日: 3月10日(火)、17日(火)、24日(火)

原画をはじめとした貴重な資料がたくさん展示されている。(約250点とのこと)
立体作品は撮影OKとのことで一部撮影してきた。

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別にアニメに興味があるわけではないが、昔、テレビで息子が観ているのを、家事をしながら横目でチラチラ眺めていた。

展示されている原画や資料を観ていると、昔に観た映像の記憶が甦ってくる。

体が大きく凶暴そうだが、なぜか憎めないネコのトムと、クールなネズミのジェリーのドタバタ追いかけっこに大笑いしたものだ。
喧嘩の挙句、やられて変形するのは殆どがトムだった。

コロナの影響からか、客足が少なかったのでゆっくり鑑賞出来た。

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2020年3月19日 (木)

NOを誰れもいわない組織

「森友学園」を巡る決裁文書改ざん問題で、自殺した元財務省近畿財務局職員の手記や遺書が明らかになった。

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昨日発売の週刊文春が『遺書全文公開』ということで、さっそく買って読んだ。


執筆しているのは、大阪日日新聞記者の相澤冬樹さん(元NHK記者)

「森友自殺財務省職員遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』妻は佐川元理財局長と国を提訴へ」

佐川局長の指示と言えども、その背景に最高権力者の意向がはたらいたのは明らかだ。
最高権力者を守るために改ざんが行われ、結果真面目な職員の命が奪われた。


自殺した職員は、常に「ぼくの契約相手は国民です」と語っていたという。

森友公文書改竄をさせられ、自ら命を絶たなければならなかった無念さが、手記から伝わって来る。

残された奥様の口惜しさ、無念さは到底癒されるものでないだろう。

そんな思いに反して、安倍首相の昨日のコメントは、
「まじめに職務を精励していた方が自ら命をたたれる大変痛ましい出来事であり、本当に胸が痛む」と哀悼の意を示した上で、
「財務省においては、麻生大臣のもとで事実を徹底的に明らかにしたところでありますが、改ざんは二度とあってはならず、今後、しっかりと適正に対応していくものと考えております。」と、まるで他人事だ。

よくもまあ恥かしくもなく、のめのめと言えたものだ。


安倍さんが平気な顔をして総理大臣として居座り続けているということは、日本という国が壊れつつある証拠だ。

黒川検事長定年延長問題も、表に出てくる恐れのあるこういう事実から逃れるために、検察を全て掌握しておこうとした魂胆だ。

絶対に許してはならない。

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2020年3月18日 (水)

自然を見る目

  犬の散歩をしていると、真っ白なモクレンの花が目を楽しませてくれる。

鰐口の青さびたる木蓮の花の白き」 牛頓
(鰐口は、神社や仏堂の正面軒先に吊り下げられた仏具の一種)

牛頓とは、寺田寅彦の若いころのペンネームで「ニュートン」と読むそうで、いかにも物理学者らしい命名だ。

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その寺田寅彦がエッセイ『木蓮』の中で、次のように書いている。

「白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。その若葉の出はじめには実に鮮かに明るい浅緑色をしてゐて、それが合掌したやうな形で中天に向つて延びて行く。丁度緑の焔をあげて燃ゆる小蝋燭を点しつらねたやうにも見える。
紫木蓮は若葉の賑かなイルミネーションの中から派手な花を咲かせる。濃い暗い稍やや冷たい紫の莟つぼみが破れ開いて、中からほんのり暖かい薄紫の陽炎かげろうが燃え出る。さうして花の散り終るまでにはもう大きな葉が一杯に密集してしまふ。
桜でも染井吉野のやうに花が咲いてしまつてから葉の出るやうな種類が開花の魁さきがけをして、牡丹桜のやうな葉と一緒に花をもつやうなのが、少しおくれて咲くところを見ると、これには何か共通な植物生理的な理由があるらしい。
人間でもなんだか、これに似た二種類があるやうな気がするが、何が「花」で何が「葉」だかが自分にはまだはつきり分らない。」

せわしい日常では、自然に目を向けても「ああ~木蓮が咲いている」程度で通り過ぎしまうところを、興味深く観察しているのは、さすが物理学者であり随筆の名手と言われ所以である。

木蓮をわかりやすい表現で書いているが、自然への洞察力に魅了される。
ふと感じた疑問、日常の些細な事柄を、簡潔に読みやすく、ストレート書かれた文章は心地よい。

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寺田寅彦の文章は大変参考になる。

 

2020年3月17日 (火)

フル利用してきた

コロナウイルス対策で二週間閉鎖されていたスポーツクラブが、昨日(3月16日)から営業再開になった。

久しぶりにスタジオレッスンのヨガとランニングマシーンでウォーキングをした。
その後は、アロマテラピールームに設置してあるマッサージチェアで リフレッシュ、続いて広い浴室で入浴、さらにサウナと、フル利用してきた。

少し疲れたが、久しぶりに良い疲れで眠たくなる。

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上記写真は、昨日書いたブログ記事、「春は魔法使い」の中で掲載した3枚目の写真だ。
肉薄の細長い花弁をしているから「コブシ」と思ったが、花弁数が多いのでモクレン・・・?

花図鑑で調べてみたら、シデコブシ(四手辛夷)ということがわかった。

モクレン科モクレン属の落葉小高木で、別名「ヒメコブシ」。
花被片は9-30個くらいあるのが特徴で、岐阜県では「大気環境推奨木」のひとつに選定され、環境浄化として利用されている、(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照)

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2020年3月16日 (月)

春は魔法使い

風交じりの冷たい雨が降ったと思ったら、翌日はぽかぽか陽気。

 一昨日、東京では雪が降ったようだが、靖国神社にあるソメイヨシノの開花が観測されたとのことで、春は魔法使いのようだ。

雨上がりの翌日、湿った黒土の中から、ぎっしりと雑草が芽を出す。

モクレンの花や、コブシの花は一斉に花開き、日の光を一杯に浴びている。

私はモクレンとコブシの花を感性で楽しんでいたが、物理的な違いがよく分からないので検索。
ヒットした中から
気になること、知恵の泉「ハクモクレン(白木蓮)とコブシ(辛夷)の違いとは?」を参考に簡単にまとめてみた。

  ハクモクレン(白木蓮) コブシ(辛夷)
原産地 中国 日本
葉のつき方 花の咲いているときに
葉はない
花が咲いているとき
1枚の葉がついている
花の大きさ 大きい 小さい
花びらの数 9枚 6枚
開花する方向 上向き ランダム
花の咲き方 すぼまり気味に咲く 花弁が全開する

 

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↑モクレン(紫木蓮)

Hakumokuren

↑ハクモクレン

Kobusi

↑3枚目のこれは花が小さいし、花の厚みも薄く、花が全開?

コブシと思っていたけど、花びらが6枚以上あるから、どうやら木蓮のようだ・・・?

 

2020年3月15日 (日)

空中反転作用

2020年2月20日 (木)の本ブログ「あまりにも理不尽だ」で取り上げた芭蕉の句
鶯の笠落したる椿かな」は、庭先でしきりに囀るが、美しい花笠でも落としたように 椿の花がポトリと散り落ちた様子を詠っている。

 
犬の散歩途中に、赤い花を付けた椿の木に出くわす。
今は、その椿の木の下に盛んに赤い花が落ちているが、よく見ると、花首ごとうつ向きに落ち始めるのだが、地面に落ち着いた時には仰向けになっている不思議に遭遇する。

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「落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿哉」は、夏目漱石の句である。

虻がツバキの蜜を吸っている最中に花が落ちたので、その中に閉じ込められたという句意だ。

その漱石の弟子である物理学者であり俳人、随筆家でもある寺田寅彦は、『思い出草』の中で次のように書いている。

「今から三十余年の昔自分の高等学校学生時代に熊本から帰省の途次門司の宿屋である友人と一晩寝ないで語り明かしたときにこの句についてだいぶいろいろ論じ合ったことを記憶している。

どんな事を論じたかは覚えていない。ところがこの二三年前、偶然な機会から椿の花が落ちるときにたとえそれが落ち始める時にはうつ向きに落ち始めても空中で回転して仰向きになろうとするような傾向があるらしいことに気がついて、多少これについて観察しまた実験をした結果、やはり実際にそういう傾向のあることを確かめることができた。

それで木が高いほどうつ向きに落ちた花よりも仰向きに落ちた花の数の比率が大きいという結果になるのである。しかし低い木だとうつ向きに枝を離れた花は空中で回転する間がないのでそのままにうつ向きに落ちつくのが通例である。

この空中反転作用は花冠の特有な形態による空気の抵抗のはたらき方、花の重心の位置、花の慣性能率等によって決定されることはもちろんである。それでもし虻が花の蕊しんの上にしがみついてそのままに落下すると、虫のために全体の重心がいくらか移動しその結果はいくらかでも上記の反転作用を減ずるようになるであろうと想像される。すなわち虻を伏せやすくなるのである。
こんなことは右の句の鑑賞にはたいした関係はないことであろうが、自分はこういう瑣末物理学的の考察をすることによってこの句の表現する自然現象の現実性が強められ、その印象が濃厚になり、従ってその詩の美しさが高まるような気がするのである。」

寅彦の考察のやうに、椿はうつ向きに落ち始めても、空中で空気の抵抗や花弁や芯の具合で上向きに落ちるのが普通ということだろう。

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2020年3月14日 (土)

昨日の情報他いろいろ

◆首相の判断で緊急事態宣言を出すことのできる「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」が、昨日の参院本会議で成立、今日(14日)施行。

新型コロナに感染した場合、「命の危険に関わる」などの理由から、国会を一部欠席していた重度障害者である「れいわの新選組」の舩後議員、木村議員は、この日の本会議に出席。
「国会承認が必要」と、しっかり対案を明示したうえで、改正案に反対した。

れいわの二人の議員の命を懸けた反対投票に、長いものに巻かれろ的な野党議員には事の重大さがわからないのか・・・。

◆「アベノミクスはアホノミクス」と警鐘を鳴らし続けてきた、経済学者の同志社大学大学院教授の浜矩子さんが、「AERA」寄稿された巻頭エッセイ「コロナウイルス対策を『世のため』でなく『我がため』にする安倍政権は許されない」が圧巻の切り込みで感服!

以下、リンクより引用一部
 
世のため人のため。これを言い換えれば、我がためではないということだ。我がためにはならないことでも、我がためには反することでも、他者のためならそれを行う。これが世のため人のために徹することが意味するところだ。

新型コロナウイルスの猛威が地球を覆う中、今、政治と行政に求められるのが、世のため人のために徹することだ。徹底的に利他の構えで対応を考え、進むべき方向を決めなければならない。

◆スポーツクラブは閉鎖中だし、金曜日は他の用事もないので庭の草取りを始めたが、草を取っていても気分が変わらないので、日曜日の予定を早めて「福山すすむ展-形象の原点」を観に行った。(刈谷市美術館)

子供のころから習っていた先生の回顧展だから、作風の変化が懐かしい。

◆美術館を出たのがちょうど昼食時だから、久しぶりの外食。

名鉄イン刈谷にある「嘉文」でランチ。

私の好きな「まぐろほほ身唐揚げ」が、なくって残念!
新型コロナの関係で、メニューもいつもより少なくなっているのか・・・。

選べるランチ←8品から2品を注文。
私は、フライ物が好きでいつも揚げ物2種を選ぶ。

味はまずまず。価格もリーゾナブルだ。

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2020年3月13日 (金)

非常な感動を受けたスピーチ

「新型コロナウイルスの感染拡大に備える新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案は12日午後の衆院本会議で、自民、公明両党に加え、立憲民主、国民民主、日本維新の会、社民各党などの賛成多数で可決、通過した。」(中日新聞)

参議院に送られ、13日の参院本会議で成立することになる。

国民の私権を制約する可能性もある、「緊急事態宣言」を盛り込んだ改正案だ。
国会の承認なしの首相による「緊急事態宣言」で、2年間も独裁権限を持たせる危険性を含んでいる。

昨日午後の衆院本会議に先駆けて行われた共同会派の代議士会で、山尾志桜里議員が立憲民主党の執行部独裁を公の場で暴露し、党の方針に反してインフルエンザ特措法の改正案に反対することを明らかにした。

代議士会の模様をインターネット中継で見ていた。
「野党議員が承認に加わってもどうせ覆らないと言ったら、野党議員のいる意味はない」とは、正論中の正論。

孤軍奮闘している山尾志桜里議員のスピーチを見ていて、私は非常な感動を受けた。

 代議士会の模様は「YOUTUBE」で見られるので、是非ご覧いただきたい。
山尾志桜里議員のスピーチは10:10辺り。

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2020年3月12日 (木)

ああ~本当に溜息が出る

東日本大震災の発生から、昨日で9年になる。
未だに2529人が行方不明とのことだ。
死者は12都道県で1万5899人。

この震災により犠牲となられたすべての方々に対し、謹んでお悔やみを申し上下ます。


テレビ各局が関連の特集番組をやっていた。
今なお不自由な生活を強いられ、不安な日々を過ごされていることに、胸を締めつけられる思いがした。
新型コロナウイルスの影響で追悼式の中止や延期、縮小する事態が相次いだようだ。


安倍総理は、大規模イベント等の開催について、今後10日間程度は継続するよう求めた。(3月10日)


これにより、いろいろな施設の閉鎖が続く。

スポーツの無観客開催、ライブ中止、春の選抜高校野球大会も中止。
どれもこれも政府の対応の遅さ、後手後手政策の結果だ。


11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。

終値は前日比451円06銭(2.27%)安の1万9416円06銭。

このままだと21世紀の世界不況の始まりか・・・。

私の通っているスポーツクラブも閉鎖中で、毎日家に閉じこもり、外食も控えている。

ああ~本当に溜息が出る。

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2020年3月11日 (水)

パニックに陥った一瞬を突き

政府は昨日(10日)の閣議で、新型コロナウイルスの感染拡大に備え「緊急事態宣言」を可能にする新型コロナ、特措法改正案を閣議決定した。

立憲民主党、国民民主党の執行部が合意し、13日の成立が確実な情勢。

改正法が成立、緊急事態宣言が発令されれば、国民の私権制約の可能性が出てくる。
緊急事態宣言を一旦宣言すると、2年間も国民の行動を制約できる。

選挙も危ないからさせない、承認いらずに安倍さんがずっと首相に座り続けることだってできる。

政府が無策のまま、あえて感染を誘発し、国民の間に見えない不安や恐怖を蔓延させて、国民がパニックに陥った一瞬を突き、国民に都合の悪い法案を次々と通過させていく。

元参議院議員、俳優で俗世のしがらみを断つために在家のまま出家し、僧籍に入った中村敦夫さんが、「『ショック・ドクトリン』を応用し、緊急事態宣言で、国民の発言を封じるつもりか」
表題の記事が日刊ゲンダイDIGITALに掲載されている。

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Gden 

2020年3月10日 (火)

沈丁花の香りが馥郁と立ち込める

弥生も半ば近く、春の花のエッセンスが強く香って、木々の梢に寄ってくる小鳥たちの姿も、なんとなく生き生きとして見える。


今朝の散歩は、春の息吹きに曇ってる。
沈丁花の甘い香りが、曇った空に吸われていくようだ。

Chndnghu

沈丁花といえば、宮本百合子の『沈丁花』に、こんな件がある。

「いらっしゃいますか」
 千鶴子の声であった。出るといきなり、
「あなた丁字の花御存じ?」
と云った。
「丁字? 沈丁とは違うの」
「見て下さい、これ今お友達から送って下すったの。余りいい香(におい)で嬉しくなったから一寸あなたにも香わせて上げようと思って」
 千鶴子は手にもっている封筒から、四つに畳んだ手紙を出し、土間に立ったまま、
「ほら、いい香でしょう」
と、はる子の前へ折り目を拡げた。女らしいペン字の上に細かい更紗飾りを撒いたように濃い小豆色の沈丁の花が押されていた。強い香が鼻翼を擽(くすぐ)った。春らしい気持の香であった。
「私もこの花は好きよ」
「いいでしょう?」
 千鶴子は前垂れをかけたまま亢奮して飛び出して来た、そのつづきの調子で、
「一寸この人字がうまいでしょう?」
など、断(き)れ断(ぎ)れに喋った。
「お上りなさいな」
「いいえ、また。これさえ香わせて上げればいいの、左様なら」

宮本百合子『沈丁花』
青空文庫で30分くらいで読める。

 

2020年3月 9日 (月)

鬱々と引きこもってはいられない

コロナ騒動で外食などを自粛するムードが広がる中、我が家から道を隔てた向いに、カルビ丼とスン豆腐の専門店「韓丼」が、今日グランドオープンした。

自宅の2階からは、オープン日の様子が間近に見える。
いい年をして物好きにも程があるが、暇に任せてグランドオープンの様子をレポート。

◆9時頃、店外にフラワーショップの配送スタッフがスタンド花を見事に設置していた。

◆11時にオープンのはずが、30分ほど前から店頭に並んでいる人がいた。

毎日の生活の中で、そういつまでもコロナコロナで鬱々と引きこもってはいられないし、目新しい飲食店のオープンともなれば足も向くわけだ。

◆11:30頃には開店祝いの花が、スタンドから全て抜かれていた。

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これにはびっくりしたが、「祝い花が早くなくなることは店が繁盛する証拠」らしい。

◆12時20頃、席の空くのを待っているのか、店頭に数人が並んで立っている。

◆午後6時駐車場は自動車でいっぱいになり、客足が段々繁くなつて来る。

Kandon

以上、開店レポート終了。

2020年3月 8日 (日)

花はなぜ美しいか

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。
終息の見通しが立たない分、不安は募るばかりだ。
だが、自然に目を向ければ、春の息吹きが、あらゆる不安の眼を閉じさせてくれる。

犬の散歩コースにある川の土手には、水仙の花が陽気に左右されて、咲きさうにしたり、後戻りしたりで、健気に頑張っている。
毎朝、その姿を観る度に感動する。

この土手に無間隔に自生する水仙が一気に咲くと、左右の土の斜面の上は水仙で真っ白に覆われる。

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水仙だけではない。
春は、いろいろな花が咲いて美しい。

春になると、ある3行詩が思い浮かぶ。
29年という短い生涯の間、病苦と闘いながら信仰の詩を書きつづけてきた八木重吉の詩だ。

花はなぜ美しいか
ひとすじの気持ちで
咲いているからだ
 
花は誰か特定の人のために咲くのでもなく、自己顕示欲のためでもない。
みなぎる命にうながされて、無心にひとすじの気持ちで咲くから美しいのだ。

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2020年3月 7日 (土)

とぼけ

『井伏 鱒二対談選』(講談社文芸文庫)も、本の断捨離後に手元に残した1冊だ。

中でも、新井満との対談「生きとし生けるものへのまなざし」には、腹を抱えて笑ってしまう。
小説『屋根の上のサワン』の情感あふれる淡い悲しみを描いた作者とは、およそかけ離れたとぼけぶりだ。

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私も井伏風にとぼけてみたいものだと、自問自答。

Q:最近体調が宜しいようで、一日一万歩のウォーキングも継続していらっしゃいますか?
A:コロナの関係でスポーツクラブが3月15日まで休館ということで、ランニングマシーンが使えず、朝の犬の散歩だけですから5000歩が良い       
  ところです。

  今年になってから2キロ減量したのですが、元に戻りそうです。

Q:プロフィールによりますと、77歳とありますが・・・?
A:そうかもしれません。

Q:お若く見えますね。
A:そう思います。(笑)

Q:何か特別なお手入れでも?
A:特に何もしていないです。

Q:若さを保つ秘訣は?
A:何事も、マイペースでやっていることかも・・・。
  食べたいだけ食べて、呑みたいだけ呑んでいます。

Q:お庭の草取りをなさっているとか。
A:いや、寒いからしないの、今は。

Q:じゃ、今は1日じゅう家の中ですか?
A:コロナ終息まで、そういうことになるでしょう。
  普段は、スポーツクラブで1~2時間ほど運動してきます。

Q:じゃ、今は運動不足ですね。
A:ええ、よくはないです。さあ、どうぞ(レモン焼酎をすすめる)

Q:焼酎ですか、毎晩お呑みになるんですか。
A:ええ、毎晩呑んでいます。(←これは嘘、レモン焼酎は2日で挫折。もっぱらビール)

Q:ご主人様は、お止めになるでしょう。
A:いやいや、夫の方が私よりもよく呑みます。

77歳の会話としては、かなり不健康だ。

一方、著書の対談は、井伏91歳の時のものだから、とぼけというよりも年相応かも知れない。
1993年95歳で亡くなっている。

2020年3月 6日 (金)

微かに甘い香りがする

今は椿がさかんに咲いている。

見事に咲いた花一輪ごと、そして蕾のままでもポロリと落ちる。

落ちた椿を手にとって臭いを嗅いでみると、微かに甘い香りがする。
沈丁花のような濃い香りではない、ささやかな香りだ。

そこで思い出した。
デュマ・フィスの「椿姫」が、椿の花をこよなく愛したのは、胸の病を持っいるていたからだ。

香りの強い花では咳き込むので、あるかないかの微かな香りの椿を身につけ、貴族相手に愛想尽かしをていたのだ・・・。

いつの時代も、男は女の香りに弱く、社交界における高級娼婦マルグリットもまた、賢い香りの使い方をしていた、と言える。

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【情報からメモ】

◆安倍首相が「新型インフルエンザ等対策特別措置法」を改正し、「緊急事態宣言」を出すとか。

現行の新型インフル特措法で十分なのに、そこへ新型コロナを加えたがっているのは、ヤッテル感で権力を鼓舞する画策なのか・・・。

◆中韓両国からの入国制限強化

安倍晋三首相は五日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、感染のさらなる拡大を阻止するため、中国、韓国からの入国者に指定場所で二週間待機し、国内の公共交通機関を使わないことを要請すると表明した。」(東京新聞
しかし、菅義偉官房長官は、「この入国制限強化は、政府の専門家会議での協議を経ていない」と明らかにした。

政府が専門家会議を無視するなんって、論外だ。

◆安倍政権の走狗と成らざる得なくなってしまった森法務大臣の哀れな素顔が痛々しい。

黒川検事長の定年延長問題。
参議院予算委員会で、昨日は共産党の山添拓議員の質問にまともに答えることができず、審議はたびたび中断した。
今日の参議院予算委員会では、社民党の福島瑞穂議員の質問に「個別の人事に関することで、詳細については答弁は控えさせてもらいます。」の繰り返し。

首相を守るために法解釈まで変えるという、これを公然と許してしまっては立法府の権威と信頼は地に落ちる。

2020年3月 5日 (木)

春の始まり

3/5(月)啓蟄(けいちつ)
今日は、二十四節気で言うところの啓蟄。

啓蟄とは、冬ごもりしていた虫達が地中から這い出すことを言うわけで、春の始まり。
虫も起きてくる日のわけだが、今朝は風も強く、とても寒く、啓蟄とは名ばかりだ。

こんな日は暖房のきいた部屋でのんびりするに限る。

本の断捨離後、これだけは手放せないと残した本のなかから『脳の中の幽霊』を読んでいた。

笑いのメカニズムについて書かれていた項で、ジョークのことが取り上げられていた。
その部分が好きで、その部分を取り出しては読み直し、一人悦に入っている。

――ある男がカリフォニアのとあるトラックサービスエリアの食堂で昼食をとっていると、突然ジャイアントパンダが入ってきてハンバーガーとフライドポテトとチョコレートシェイクを注文した。
パンダは座って注文の品を食べ、立ち上がると、数人の客の方を見て、ドアから走り去った。
男は仰天したが、ウエイターは平然としている。
「いったいどういうことだ」と男が聞くと「ああ、別に驚くことはありませんよ」とウエイターは答えた。
「辞書で<パンダ>のところを見てご覧なさい」。そこで男が図書館に行き、辞書でパンダを調べると、こう書いてあった。
「大型で白と黒の毛におおわれた動物。中国の多雨林に生息する。若枝や葉を食べる[It eats shoots and leaves.食べて、見て、立ち去るという意味にもとれる]」――(V.S.ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー共著 山下篤子=訳より)

この話がなぜ面白いのか・・・
ジョークやおもしろい挿話は、次のような論理的構成から成り立つているのだそうだ。

聞き手を惑わして間違った予想の方向に誘い、少しずつ緊張を高める。
そして最後に、先の情報を根本的に解釈しなおさざるを得ない予想外のどんでん返しをする。
しかも新しい解釈は、全く予想外であるにも関わらず、もともと予想されていた解釈と同じくらい、事実全体を意味のあるものにする解釈であることが不可欠ということだ。

この論理的構成は理解できるが、要は聞き手がそれを見抜くことが出来なければおもしろくも何でもない話になってしまう。
さて、今これを読んで下さっているあなたは、上に紹介した話にユーモアを感じるか?

こうした笑いのメカニズムを培うと、新しい情報に照らし再解釈する能力が出来てくるということだ。
つまり、発想の能力が出来上がってくる。

なんでもない事象も、斬新な見地から見る創造的な人間になるということだ。
ならばジョークは、今の政治家の保守的な考え方に対する解毒剤になるのではないだろうか(笑)?
作者は、笑いやユーモアは創造性のリハーサルと書いていたが、子供達にこういう教育こそ必要と思う。

Mokuren

2020年3月 4日 (水)

一度だけ雛を見たいと願ったある老女の回想

昨日3月3日は雛祭り、桃の節句だが、コロナ騒ぎで外出を自粛して、読書を少々。
芥川龍之介「戯作三昧・一塊の土」(新潮文庫)の中から『雛』を読んでいた。

箱を出る顔忘れめや雛二対  与謝蕪村

この句は、『雛』の冒頭に掲げられている。

雛二対とは、内裏雛(だいりびな)のことで、天皇・皇后の姿に似せて作った男女の対の雛人形のこと。
雛祭りが終われば、人形を男女別々に箱に入れて仕舞うので、次に箱から取り出されるまでの1年間はお互いに顔を見ることもない。
お互いに顔を忘れてしまったのでは、というあどけない戯言。

さて、『雛』の本文の方だが、或る老女(お鶴)の少女期の回想形式で書かれている。
昔は羽振りがよかった家だが、今は雛すら売らざるを得ない程に没落していったものの、かつての隆盛の誇りを捨て切れずに威厳を保とうとする、そんな家族の悲哀を感じる作品だ。

「戯作三昧・一塊の土」 (新潮文庫) の『雛』13編の短編が収められている。

青空文庫で30分くらいで読める。

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2020年3月 3日 (火)

場当たり的な判断で混乱

昨日の参議院予算委員会を見ていたら、やはり一斉休校要請について安倍首相が「直接、専門家の意見を伺ったものではない」と認めた。

立憲民主党の斎藤参院議員が、「国内で小中高生の感染者は何人なのか」と質問したが、加藤厚労相は答えられず、質疑が中断した。
こんな基本のデーターも持ち合わせていないのは、安倍政権では子どもの感染拡大について関心を寄せていなかったからだ。

やはり一斉休校要請は、安倍首相の「やってる感」と「リーダーシップ」をアピールするためのパフォーマンスだったと言われても仕方ない。
その所為か、瞬く間に全国に不安と混乱の波紋が広がっている。

脳科学者の茂木健一郎さんが「コロナウイルス蔓延のずっと前に、日本で起きていた、低劣文化のパンデミック」として、6つのテーマでツイートしているのが興味深い。

Toyohasi

私の通っているスポーツクラブでは、明日3月3日(火)~3月15日(日)まで全館休館(全サービス休止)となった。
家での一人運動は難しいなぁ~

2020年3月 2日 (月)

人々の心をつかむメッセージ

2月29日の安倍首相によるコロナ会見は、中身のない長い台本の朗読で終始した。

「わたしが決断した以上、わたしの責任において、様々な課題に万全の対応を取る決意であります」
威勢は良いが、具体策がない上にスピーチプロンプター頼みだから、目が右を向いたり左を見たりで忙しい。
TV画面のこちら側にいる国民の方を向いていない。
したがって、心に響いてこないのだ。

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1940年公開のアメリカ映画(日本でのリバイバル上映は1973年)、チャップリンの「独裁者」の最後のシーン、ラストの演説を思い出した。

床屋のチャーリーは、ヒットラーを模した独裁者ヒンケルと外見がそっくりだったことから、兵士たちの前で演説をする羽目になった。
ヒンケルと床屋のチャーリーが入れ替わり演説をしだした瞬間から、ヒンケルも床屋の面影も全て消え、チャールズ・チャップリンが生身の姿で登場する。

チャップリン自身によって書かれた、今の時代に生きる私達の心に響く素晴らしい演説だ。
独裁者ヒトラーと、その彼を模した喜劇王チャップリン・・・どちらも傑出した演説で人々の心をつかんで離さない。
だが、そのメッセージの意味するところは正反対で、表と裏という人間の二面性を表しているかのようだ。

権力者の横暴で、政治や社会に歪みが出ている日本の今、安倍首相にはぜひ観てもらいたい大演説だ。

チャプリンの“THE BEST SPEECH EVER MADE”
↑ 現在のいろんなニュースや映画の映像を加え編集されたもの。


 

2020年3月 1日 (日)

噂で人が殺到

家の前のドラッグストアに開店前から行列が出来ていた。
広告でも入ったのか、マスクが入荷するという噂で人が殺到したらしい。

夕方、ドラッグストアに行ってみてびっくり!
トイレットペーパーやティッシュぺーパーの陳列棚に全く品がない。
おまけに、冷凍食品ケースも品薄・売り切れ状態。
冷凍食品の品薄は、一斉休校要請で自宅待機の子どもの昼食用に親達が買い求めたのだろう。

新型ウイルスの感染から身を守るために、マスクや消毒液が必要なのはわかるが、それにしても集団ヒステリー状態だ。
1973年のオイルショック時には、トイレットペーパー買い占め騒動が起きた。
東日本大震災でも、一時的にコンビニやスーパーからタバコや生活用品、食品が品薄になった。

この種の噂にあまり左右されないつもりでいたが、平常通りに店に行って目的の品がないと困る。

昨日、安倍首相は会見で「生活必需品は十分にある」と言っていたが、一時的にせよ、陳列棚からトイレットペーパーが消えているとなると平気ではいられない。

Kyoto

元々人間は、集団ヒステリーを起こしやすい動物だとのこと。
例えば、宗教団体の言動、あるいは他の民族を憎むことによって燃え上がる愛国主義やナショナリズム、弱いチームしかないのに熱狂するサッカーファン等々、個人の知的な理性を離れたところでの集団的なヒステリーを起こしている。
この集団ヒステリー現象がひとたび発生すると、誰もが一方の側からの証拠や報告しか受け入れなくなってしまい、他の正当な情報があっても、大脳の前頭葉に届く前に捨てられてしまうのが特徴らしい。

 

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