2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2020年1月21日 (火)

食べて、見て、立ち去る

以前、V.S.ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー共著 山下篤子=訳『脳のなかの幽霊』の中に書かれている、腕を失ったり、脳の一部を損傷した人たちだけが経験する特異な症状から、脳に知覚されるという幻肢について書いた。

そうした特異な症状から脳の働きのメカニズムを読み解いていくという内容の本だが、笑いのメカニズムについても書かれている。
その中でジョークのことが取り上げられているが、その一つを紹介する。

ある男がカリフォニアのとあるトラックサービスエリアの食堂で昼食をとっていると、突然ジャイアントパンダが入ってきてハンバーガーとフライドポテトとチョコレートシェイクを注文した。パンダは座って注文の品を食べ、立ち上がると、数人の客の方を見て、ドアから走り去った。
男は仰天したが、ウエイターは平然としている。
「いったいどういうことだ」と男が聞くと「ああ、別に驚くことはありませんよ」とウエイターは答えた。
「辞書で<パンダ>のところを見てご覧なさい」
そこで男が図書館に行き、辞書でパンダを調べると、こう書いてあった。
「大型で白と黒の毛におおわれた動物。中国の多雨林に生息する。若枝や葉を食べる[It eats shoots and leaves.食べて、見て、立ち去るという意味にもとれる]」

この話がなぜ面白いのか・・・
ジョークやおもしろい挿話は、次のような論理的構成から成り立つているのだそうだ。

聞き手を惑わして間違った予想の方向に誘い、少しずつ緊張を高める。
そして最後に、先の情報を根本的に解釈しなおさざるを得ない予想外のどんでん返しをする。
しかも新しい解釈は、全く予想外であるにも関わらず、もともと予想されていた解釈と同じくらい、事実全体を意味のあるものにする解釈であることが不可欠ということだ。

この論理的構成は理解できるが、要は聞き手がそれを見抜くことが出来なければおもしろくも何でもない話になってしまう。

上に紹介した話にユーモアを感じるか?

こうした笑いのメカニズムを培うと、新しい情報に照らし再解釈する能力が出来てくるということだ。
つまり、発想の能力が出来上がってくる。

正直にいうと再々読しないとよく理解できない。

Asasannpo

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