2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2019年11月 3日 (日)

犬文学

私は犬をを題材とした物語が好きだ。

中でも戸川幸夫の『高安犬物語』/新潮文庫は、思い出しては読み直している。
この中には「高安犬物語」「熊犬物語」「北へ帰る」「土佐犬物語」「秋田犬物語」の5篇が収められているが、どれもこれも胸を打つ物語だ。
全部実話ということらしいから、余計に心に響くのだ。

『土佐犬物語』は、土佐犬として血統においては優れていた ものの、貧弱な仔犬のキチが信吾に引き取られ、その信頼関係の中で育っていくさまを描いている。

深夜の雑木林での信吾とキチの二人だけの鍛錬は、飼い主の名誉や欲でない闘犬という犬種の持っている本来の性質を伸ばそうとする信吾の熱意のような ものがひしひしと伝わってくる。

老齢で盲目になったキチの最後の戦いは、土佐犬という闘犬の闘志を最後まで出し切った。
盲 目の犬を戦わせるとは動物虐待だと思われがちだが、それは違う。

最後まで闘犬としての力を出し切ったキチの姿は、土佐犬の 象徴的な姿と言える。
それこそが土佐犬として生きた証しになる。
それを導き出したのは飼い主の中沢信吾あり、作品に一貫し て流れるキチと信吾の心の触れ合いには涙を誘われる。

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↑隣り町の文化祭を見に行って頂いた「松かさ」の飾りとどんぐり。

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