2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2019年11月24日 (日)

読書はどんな本にせよ、何かしら得られることがある、というのが私の持論である。

ジャンルにこだわらず本が好きだが、本の断捨離で手元に置いてある本は少なくなった。
今は電子書籍がスマホやタブレット、パソコンで読めるから、と思って本を整理したわけだが後悔の方が強い。

私に限ったことかもしれないが、電子書籍では集中できない。
紙の方が読みやすいし、目の疲れ具合が違う。

そんなわけで、今日は手持ちの紙媒体での読書。
「文学歳時記」(巌谷 大四 著 TBSブリタニカ出版)を読んでいたら、唐木順三の随筆「飛花落葉」から『柿に思う』が載っていた。
あまりに美しいので一部抜粋する。

とってきて 机の上において
しげしげと ながめる

手にとり たなごろにうづめ
なでふきまたながめる

この充実した色おもみ
ゆるぎのないかたち

自若として そこに坐り
黙って語る無限の道(ことば)

四季をこの一瞬にあつめて
冷たく光っているこの色

生命はここに充ちて
そのしみまでかぐはしい

この柿を語りうるならば
私の言葉はそこで終っていい

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芭蕉が「里ふりて柿の木もたぬ家もなし」と詠っているように、昔はどこの家の庭にも柿の木の1本や2本植えられていたものだ。

私の子供の頃もそうで、秋になると庭に柿がたわわになるのが眺められた。
それほど身近な果物だったから、橙色に実をつけた柿の木のある風景に特に思い入れもなかったが、この『柿に思う』を読んで、柿に生命の息吹が舞い込んでいるようなそんな感じを受けた。

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