2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2019年10月24日 (木)

考える力、自力で飛び立つ力

「グライダーと飛行機は遠くから見ると、似ている。空を飛ぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは、飛行機よりむしろ美しいくらいだ。ただ、悲しいかな自力で飛ぶことができない。」と、これは『思考の整理学』(外山滋比古著/筑摩書房)の書き出しの一部。

学校教育が、決められた教師と決められた本の中で従順さばかりを尊重し、勝手に飛び立つ者を規律違反としてチェックする。
優等生は優秀なグライダーではあっても、自力で得た知識ではない。
彼らが学校を出て、自由な思考や発想で飛び立つことを要求されても戸惑うばかりだ。

義務教育修了の15歳を対象とするOECD(経済協力開発機構)のPISA(学習到達度調査)の結果が、しばしば話題になる。
・数学的リテラシー
・科学的リテラシー
・読解力
上記の3つの到達度調査を国際比較する。

2015年の国際結果によれば、日本は参加72カ国のうち、数学的リテラシーは5位、科学的リテラシーは2位、読解力は8位。

2000年の初回調査以降の日本のランキングを表にすると

  数学的リテラシー 科学的リテラシー 読解力
2000年 1位 2位 8位
2003年 6位 2位 14位
2006年 10位 6位 15位
2009年 9位 5位 8位
2012年 7位 4位 4位
2015年 5位 2位 8位

(参照元:OECD 生徒の学習到達度調査Programme for International Student Assessment~ 2015年調査国際結果の要約~|文部科学省国立教育政策研究所)

全体として常に上位にいるものの、特に読解力には苦戦している。
PISAでは、4割ほどが自由記述式の問題になっているようだから、自分で発信するような回答を求められる。
暗記や選択肢問題のように答えを当てにいくのではなく、自分で考える力を求めているわけだ。

「趣味としての読書」をしない生徒が多いようだが、教科書と先生に引っぱられ、引っぱられの勉強では、自力で飛び立つ飛行機にはなり得ない。
読書は、そのプロセスのなかで思考や読解力が付いていき、総合的な学習能力も備わっていく、と私は思う。

Kilyouto_3759

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