2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2019年10月 3日 (木)

フラグメント

(白い空間)

厚い雲がやっぱり雨をもたらした。
松坂屋の南館7階から、下の久屋大通の風景を眺めていると、雨は白い色をしていた。
ガラス越しに見るそれはなんとも美しく、眉間に皺を寄せ、目を細めてしまうほどの眩しい白だ。
透き通るような白、う~ん、まさに天然の白がここにはある。

雨は白い大量の仲間達を伴い、鉄筋コンクリートのビルや車のフロントガラスにまつわり付く。
そしてそれは、あたかも人間の造った文明をあざ笑うが如く、地上に落ちる間に濁りのある白に染められる。
これはまさに汚染された白だ。

白への思いは、人のおかれている物理的・精神的環境によってさまざまに異なる。
一時的にせよ、今日の雨を眩しい白に思ったのも、7階のガラス越しに見ていることと、落ち着いた気分にも寄りかかることが大きいだろう。
しかし、ビル群や車の騒音という物理的環境に意識がいった途端、視界が遮られ、眩しい白も瞬時に掻き消された。

Hisayaame

(Something  black)

箱を開けると何か黒いものが飛び出した
ハッと思うまにどこかへ見えなくなった
箱の中はからっぽであった
それでその晩眠れなかった
(稲垣足穂 『一千一秒物語』より)

見えなくなった黒いものは、ホームズ氏にお任せなさい。
タイミングをずらしての午睡もいいじゃない・・・
じゃ、Good nap!

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