2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

乱読

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2019年6月22日 (土)

ノクターン

夜のしじまというのは、なんとも抒情的だ。
暗い街に灯る窓の明かりの一つ一つに、飛んで行きたい衝動が起きる。
人は別々に生まれ、別々に死んでいかなければならない。
みんな孤独なんだと思うと、人間がなんとも愛しく感じられる。
私は今、ショパンのノクターンを聴きながら、この記事を書いている。
この曲で思いだされるのが、かなり昔の映画……白血病で死んだピアニスト、エディ・デューチンの伝記を描いた1956年のアメリカ映画「愛情物語」だ。
あの中にに流れるテーマ曲の“トゥ・ラブ・ アゲイン”こそ、エディー・デューチンが良く弾いたショパンの「夜想曲第2番変ホ長調」(作品9番の2)である。
「愛情物語」は、この夜想曲を元にジョージ・シドニー(監督)とモリス・W・ストロフ(音楽)が共作した作品である。
主役のエディには、タイロン・パワーが扮していたが、実際のピアノの 音はカーメン・キャバレロの吹き替えだった。
この映画を私が見たのは、50年以上も前のことだ。
映画の内容はともかく、最初から最後まで流れるピアノの旋律が甘く切なく、心を揺さぶられた。
元々、夜想曲はジョン・フィールドによって作り出されたものだ。
1832年から33年までパリに滞在していたショパンは、これに影響を受け、彼独自の夜想曲を芸術的に完成させた。
アリア・ジョアン・ピリスの弾いている全曲盤は全21曲、すべてにうっとりさせられるが、第2番(作品9番の2)が私の最も好む作品である。それにしても、夜のしじまに聴くには、あまりにもセンチメンタルすぎる。

1ningilyo

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