2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2019年4月19日 (金)

再びうなぎの話

今日4月19日(金)は満月。その瞬間は20:12。
少々曇っているが、満月が雲の隙間から顔を出すかも知れないので期待しよう。

昨日に続き、またまたうなぎの話を続ける。
うなぎ嫌いの私でも、家族の好物となると、やはり蒲焼の値段が気になる。
天然もの、養殖もの、外国産(中国産)とあるが、日本の天然ものは専門店でしか手に入らないという。
スーパーに出ているのは日本産(養殖)ものや、外国産(養殖)のものが主流。
なかでも外国産うなぎは、国産うなぎよりも値段が安く大きいということで、外国産を選ぶ人が多いとか。
国産の美味しいうなぎを買うか、値段が安く大きい外国産うなぎを買うか・・・あなた次第というところ。

昨日も書いたが、土用の丑の日にうなぎを食べると言う習慣が始まったのは江戸時代、平賀源内の発想により以後、今日に至るまで定着している。
これにより、土用の丑の日はうなぎを食べる日で、夏だけのことと思われているが、中国の古い思想「陰陽五行説」でいえば、土用の丑は 年に4回ある。
これは宇宙は木、火、土、金、水の五元素(五行)からなっているという考え方。
これを四季に当てはめるると、春=木 夏=火 秋=金 冬=水で、土が余ってしまう。
そこで四季それぞれ90日あるうちの、終わりの5分の1ずつ(18日間)を土にあてた。
したがって、立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間が土となり、季節ごとに土用は存在する。

さて、話は変わる。
昔、今村昌平映画のファンだった私。
今村昌平監督の映画「うなぎ」の中で、仮釈放されて出所した主人公・山下に扮する役所広司が、水槽に飼っているうなぎを、唯一の話し相手に孤独な生活をスタートさせる場面が浮かんでくる。
あの映画の主題はなんだったのだろうか・・・?

うなぎは、海水でも淡水でも生きられるし、泥の中に身を隠すすべも知っており、生態的に見ても かなりのしぶとさを持っている。
どこの国だったか定かでないが、南の島の王子が違う島に住む姫に恋して、うなぎに化け、海にわたるという昔話がある。
うなぎに化けた王子は、沼で2~3メートルのうなぎに成長するが、人間の姿に戻れなくなっても、姫を求め追ったそうだ。
姫は怖がって逃げるが、逃げる姫を追って、王子は、うなぎの姿のまま地上を這いまわった。
この悲しい昔話は、うなぎの生態の一面を良く捉えている。
うなぎは遠い海のどこかで産卵する。
そして、子うなぎのうちから、うなぎ登りと言われる長い旅を続けて河口にたどり着く。
泥の中でも生きられるし、水槽の中でも餌を与えられなくても、100日でも200日でも生きられるそうだ。
したたかと言えばしたたかであるし、堂々として逃げ隠れしないところは、いかにも王子の化身にふさわしい。

・・・となると、映画「うなぎ」の主人公山下が眺めていたうなぎも、アニミズム的な心的世界(神霊が依り憑く)を象徴するものなのだろうか。

Kanduri

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