2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2019年3月19日 (火)

月を好んで句材にした芭蕉

3月29日のブログに「古い写真の整理①」に、伊賀上野の芭蕉記念館で撮影した『芭蕉翁紀行行程表』を載せたが、かなり不鮮明だってので、『おくの細道』に関してだけの行程を表にしてまとめてみた。
行程の地図については、伊賀上野ケーブルテレビ作製の「芭蕉と伊賀」のホームページのものが、とても見やすい。

旧暦 太陽暦 行程
3月27日 5月16日  江戸を出発     
4月1日 5月19日  日光東照宮参拝      
4月3日 5月21日  黒羽着。13泊する     
4月20日 6月7日  白河の関を越え   
4月22日 6月9日  須賀川着。7泊する    
5月4日 6月20日  仙台着。4泊する     
5月9日 6月2日日  松島遊覧         
5月13日 6月29日  平泉へ。中尊寺参拝    
5月17日 7月3日  尾花沢着。10泊する    
5月27日 7月13日  山寺・立石寺参拝     
6月6日 7月22日  月山・湯殿山へ登山、参拝 
6月16日 8月1日  象潟へ到着        
6月18日 8月3日  酒田着。7泊する     
7月4日 8月18日  出雲崎到着        
7月15日 8月29日  金沢到着。9泊する    
7月27日 9月10日  山中着。8泊。曽良と別れる
8月14日 9月27日  敦賀着。
8月21日 10月4日  大垣到着         
9月6日 10月18日  大垣を発ち、伊勢へと向かう

「おくの細道の」行程をたどっていくうちに、福井県の敦賀滞在時に芭蕉は月見の句を15句詠んでいることがわかる。
その句を芭蕉一門の宮崎荊口が「芭蕉翁月一夜十五句」にまとめているが、記載されているのは14句で、最後の一句については「いま一句きれて見えず」と記されているとか・・・。
月を好んで句材にした芭蕉は、敦賀で中秋の名月を楽しみに、福井から敦賀への行程は格別な思いだったと思う。
特に氣比神社は、芭蕉が求めた名月の場所。

名月の見所問ん旅寝せむ
あさむづを月見の旅の明離
月見せよ玉江の芦をからぬ先
あすの月雨占なハんひなが嶽
月に名をつゝミ兼てやいもの神
義仲の寝覚の山か月かなし
中山や越路も月ハまた命
國々の八景更に氣比の月
名月や北国日和定なき
月清し遊行のもてる砂の上
月いつこ鐘八沈る海の底
月のみか雨に相撲もなかりけり
ふるき名の角鹿や恋し秋の月
衣着て小貝拾ハんいろの月
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↑敦賀氣比神社2018/8撮影

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