2011年4月23日24日の気仙沼

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    気仙沼市唐桑町にの甥一家が東日本大震災で津波の被害に遭遇。お見舞いに駆け付けた時の撮影。

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2007年4月 1日 (日)

説明のない想像の世界

松坂屋美術館で催されている「安野光雅の世界」展に行ってきた。
会場を入ってすぐ目に付くのが、安野さんの絵本「ふしぎなえ」に出てくる不思議な絵の原画たち。一見なんでもない童画のようだが、目を凝らして見れば、そこは不思議な世界が広がっている。
上ったはずの階段は行き止まり、ありえないところに歩道橋がついている。本のプールには人が飛び込んでいる。迷路に入ると、いつの間にやら逆さまになっいる。天井の高い部屋では、左右の壁の至るところにドアがあって、あら不思議!と思うままに上下左右にひっくり返えせば、まともな絵なのだ。高架らしく見える道路が、実は地面と同じ高さだったり・・・等々。なんとも不思議な絵の世界。

安野さんは、オランダの画家であり版画家であるエッシャーの不思議な絵に興味を持ったという。
そう言えば、「もりのえほん」には、樹々の間に隙間なく森の獣たちが隠されていて、エッシャーのだまし絵的要素がある。
福音館書店から絵本を書くことを勧められた安野さんは、絵につける言葉が浮ばないから躊躇したとか・・・。そりゃそうだ、確かに部分を見ればまともだけれど、全体を見ると理屈にはあっていないのだから。
安野さんの不思議な絵がどんな意味を持つか。そんなのは、どうでもいい話。説明がなくっても、絵のなかに想像の世界があるから、見る者がそれぞれ自由に説明付ければ良いのだ、と私は思う。

「安野光雅の世界」展
松坂屋美術館(松坂屋本店・南館7階)
4月10日まで

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