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2007年3月 6日 (火)

梅花の宴

Baika_2 実家の庭には白梅の花が咲き誇っていた。
春らしい春の訪れを感じる花の代表格は、やはり梅、桜、桃。
梅が咲き、桜が咲いて、桃と続く。

                   

ひな祭りを「桃の節句」と呼ぶのは、旧暦の33日のころが桃の花が盛んなことからきたようだ。今は新暦の33日に定着してしまっているから、桃の花には少し早い。
ところが、桃花よりもその実の花から作った杏仁湯を飲んだ中国の風習が渡来したからだ、という説がある。
白酒が供えられるのも、そこからきているのか・・・。真偽のほどは定かではない。味醂仕立ての白酒がわりに、濁酒を買って大人の女の節句気分に浸っている間にひな祭りも終わってしまった。

松坂屋本店美術館で開催されている、平成「梅花の宴」展に行ってきた。なんともしゃれた呼び名の展覧会だ。これは『万葉集』の「梅花歌32首」にみられるように、大宰府の大伴旅人の屋敷に集った32人がそれぞれ一句、梅を詠った観梅の会「梅花の宴」に倣ったネーミングという。近代から現代までの代表的日本画家の梅をテーマにした作品を一堂に展示したもので、まさに圧巻だ。

私の心に特に残った作品は、ほとんど墨一色の主体で、わずかに淡い彩色をほどこした横山大観の「夜梅」と「暗香浮動」だ。夜の梅が、こんなにも美しく香り高いものだということに初めて気付いた。

それぞれの作品の背景の中に、それぞれの梅の形があり、それぞれの梅の香りがしてくる。作者思い思いの梅の花に寄せる想いというものが、私に理解できないにしてもだ。

万葉の時代から1300年余を経ても、人々の梅を愛でる心は変わらない。

2007年 2月21日(水)~ 3月 6日(火)ということで、今日で終了。

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コメント

梅も桜も桃も三者三様に美しいのですが、あえて私の好みで桜を一番にあげたいところかな。
風が吹いても散り、枝をゆすっても散り、地面に降り散っても、桜は桜に違いないけれど、美しく咲き、はかなく散っていく、そのわずかな感情の起伏に、なんとも愛おしさを感じるのです。

でも、透き通るような青空に一番映えるのは、濃いピンクの桃の花なんですよね。

投稿: hituji | 2007年3月 8日 (木) 20時42分

私は、桜も勿論好きですが、それより梅が好きです。まだまだ寒い2月の中ごろから、そっと春の足音を聞かせてくれるからです。早い樹からぽつりぽつりと咲き始め、やがて野にいっぱい咲き誇り、ほのかな香りも心地よいものです。
やがて爛漫の桜が咲きますが、偏屈ながらそれよりも桃が好きです。濃い目のピンクの花が枝いっぱいに咲くのが良いですね。青空にとても映えます。山梨県の桃の産地で一面に咲く花は見事です。
これから本当に花の季節がやってきますね。楽しみです。

投稿: 益樹 | 2007年3月 8日 (木) 11時31分

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