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2006年11月20日 (月)

座蒲団がお尻に隠れるほどのことはないけども

友人と神戸&大阪の旅を楽しんできた。新幹線で行けば効率よく行動できるものを、近鉄の株主優待乗車証を消化するための駆け足旅行。

Mizukakefudou_1 大阪ミナミ・道頓堀を南に行くと石畳が敷き詰められた細い路地に入る。織田作之助の小説『夫婦善哉』の舞台にもなった法善寺横町だ。そこに隣接する法善寺の境内に水掛不動さんがある。何でも願い事の手助けや後押しをしてくれるということだ。たち上がる線香の煙に手をかざし、全身苔だらけの不動尊に水を掛ける人が絶えない。
「水かけさんに来たらぜんざいでしょう」と意気込む友人に釣られて、さしあたり願い事も思い当たらなかったので、お参りもそこそこ。
小説のラストで、柳吉が「どや、なんぞ、う、う、うまいもん食いに行こか」と蝶子を誘って、二人で入ったぜんざい屋「夫婦善哉」を探した。

Meotozenzai_3 二年前にここを訪れたときに見かけた、店看板の赤い大提灯が見当たらないのだ。
私の記憶の中にあったはずの場所には、工事中の近代的な建物がある。聞けば、店舗の建て替え中で、11月下旬のオープンまでの休業とのこと。
「やった!」とばかりに、私はぽんと指打ちした。最近めっきり肥えて、甘いものは控えたい。まあ、蝶子さんのように座蒲団がお尻に隠れるほどのこともないのだが。。。

それにしても、2002年9月の中座の火事に端を発し、道頓堀界隈から昭和のノスタルジーが薄れていくのは残念だ。

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コメント

気取りのなさは実感しますね。気軽に道を尋ねられるのも、旅の途中では嬉しいものです。道頓堀界隈で一番おいしいたこ焼やを聞いたら、「日本一大だこ」という屋台を教えられ、戎橋の下で立ち食いしていました。確かにおいしい!!

1ヶ月ぶりの更新、早速訪問頂き嬉しく思います。
のんびりやっていきます。

投稿: hituji | 2006年11月21日 (火) 00時57分

大阪の街は、雑多な中にもどこか風情がありますね。気取ったところが無く、お互いに人間味丸出しで付き合う街ですね。お互い距離を置きたがる東京人の中には、少し厚かましくて嫌だなと思う人もいるかも知れません。でも慣れると大阪の街の良さがじんわりと分って来ますね。
その大阪の街でも、古き良き時代の景観が、少しずつ姿を消してゆくのは寂しいですね。せめて大阪人の人情は、変わらないで欲しいと思います。

投稿: 益樹 | 2006年11月20日 (月) 23時55分

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