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2006年9月12日 (火)

だれが正しいのか・・・

世界を震撼させたあの「米国中枢同時テロ」から丸5年目になる。
9月11日、今日のニューヨークは強い風が吹いて寒いようだ。グラウンド・ゼロでは朝から追悼の式典が行われ、多くの人がロウソクをともし、それぞれの思いを胸に秘めて故人の冥福を祈た。ブッシュ大統領は「テロとの戦い」で、米国が安全になったと成果を強調したようだが、果たしてそうだろうか。
5年たった今でも悲劇は繰り返されている。
報道番組で知ったのだが、救出活動に参加したヒーローたちの体が、作業中に受けた粉塵で蝕まれているということだ。ダイオキシン、水銀、ビルの中にあったいろいろな物質が飛び散るなかを数ヶ月に渡り作業し続けた結果、一人の警察官が肺機能障害で亡くなった。ある消防士は咽頭癌に冒されている。4万人のヒーローと持てはやされる一方で、その実、1万2千人のヒーローたちが粉塵の影響で病に冒されているのだ。

大きな痛手を被ったのは米国だけではない。2003年3月のイラク戦争開戦から武力攻撃で死亡した民間人は推定五万人にも上っている。5月1日の『戦闘終結宣言』後も、戦場になったアフガニスタン、イラクでは深刻な混乱が続き、依然イラク情勢は危ない。
ブッシュ政権が対イラク戦争の大義とした大量破壊兵器は結局証明されることもなかった。
日米関係が信頼関係を深め、安全を保っている一つには、開戦支持に回った小泉首相の決断にあるかもしれない。
だが、多くの犠牲者を出した対イラク戦争とは何だったのか。
だれが正しく、だれが間違っているというのか・・・
現実を見つめ、立ち止まって考えてみたい。

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コメント

益樹さん
私の筆足らずの点を補っていただいて嬉しいです。
ありもしない大義名分をかかげて、イラクを衰退させることにより、中東の石油を手に入れ、域内大国になりたいというわけですね。
そのために吹っかけた戦争。
その野心もさることながら、暴力で何でも解決しようとするブッシュ大統領の考え方に恐怖を感じます。

投稿: hituji | 2006年9月13日 (水) 00時19分

アメリカ、ブッシュ大統領が、イラク戦争に踏み切ったのは、中東の石油を有利に手に入れたいとの思惑が強かったと思います。アメリカは、自国の利益になることならば、他国の犠牲は顧みず行動するのが伝統です。その昔、メキシコ領であったテキサス、カリフォルニア等の南西部の地域にアメリカ人が侵入し、武力にて奪い取った国です。よく言えば自主独歩の自立心の強い国ですが、悪く言えば自国がよければ他国はどうなってもよいというところがあります。従う国は仲間としますが、敵対する国には容赦ありません。
フセイン政権も、決して良い政府ではなかったですが、かといってアルカイダと全く関係の無かったイラクに難癖をつけ、石油のために戦争を吹っかけたアメリカ、ブッシュ大統領は、今後世界から批判の目を向けられてもしかたない状況になってきていると思われます。

投稿: 益樹 | 2006年9月12日 (火) 23時03分

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